ショウガオールを摂るべき!ショウガオールの効果や成分、おすすめ商品
女性に多い冷え性でお悩みの方や、ダイエットをより効果的に行いたい方におすすめなのが、ショウガオールです。
ショウガオールは、生姜を加熱・乾燥させた際にできる辛味成分。
そんなショウガオールの成分、効果や効率的な摂取方法などをまとめました。
目次(Contents)
ショウガオールとは
健康に良い野菜として知られている、生姜。
冷え性やダイエットに悩みがちな女性にとって、嬉しい効能が満載のショウガオールは、生姜に含まれている成分のひとつです。
積極的に摂取したいショウガオールについて、詳しくご紹介しましょう。
ショウガオールは、加熱した生姜に含まれる
生姜を生で食べた場合と、加熱調理した場合では、成分が変わるということをご存知ですか?
最初にも書いたとおり、ショウガオールは、生姜を加熱したり、乾燥させたりすることで生成される成分です。
生の生姜にも微量のショウガオールが含まれていますが、加熱調理などをすることで増加します。
ショウガオールには強い辛味があり、後からじわじわと感じるような辛さが特徴です。
冷え性の改善が期待できる
ショウガオールが注目される理由……。
それは、身体を芯から温める作用があり、冷え性改善に役立つからです。
ショウガオールを摂取すると、全身のすみずみまで血液循環が促され、身体がポカポカとしてきます。
血の巡りが良くなることで、手先や足先までじんわり温まるのが、ショウガオールの効能です。
ショウガオールとジンゲロールの違い
生姜には、ショウガオールの他にも、ジンゲロールという辛味成分が含まれています。
このジンゲロールも、身体を温める働きがあるとされていますが、ショウガオールとはどのような違いがあるのでしょうか?
ショウガオールとジンゲロールの違いについて、見てみましょう。
ジンゲロールが、ショウガオールに変化する
生の状態の生姜に含まれている辛味成分は、ジンゲロールが最も多いとされています。
生姜を食べたときに、最初に舌にピリッと感じる辛さ。
これがジンゲロールによる辛味です。
生姜が加熱・乾燥されると、ジンゲロールの一部が脱水され、ショウガオールへと変化します。
ジンゲロールは、血管を拡張させる働きに加えて、殺菌力が強いことが特徴的です。
生の生姜は、食中毒の予防に効果的
生の生姜には、ジンゲロールが豊富に含まれています。
ジンゲロールは、強い殺菌力や、吐き気を抑える働きがあるので、風邪のひきはじめの症状を和らげたいときなどは、生の生姜がおすすめ。
また、すりおろした生姜がお刺身などの薬味としてつけられていたり、お寿司と一緒にガリが添えられていることも多いですよね。
これは、魚の生臭さを消すだけではなく、ジンゲロールの強力な殺菌力によって、食中毒を防ぐことが期待できるためです。
非常に理にかなった食べ合わせと言えるでしょう。
ジンゲロールには、末梢血管を拡張して身体を温める作用もありますが、同時に内部の熱を外に発散する解熱作用や発汗作用があるため、体温が下がってしまうことも。
冷え性対策をしたい場合は、生の生姜では、あまり効果が感じられないかもしれませんね。
身体を温めるなら、加熱した生姜を
生姜は、漢方の世界でも、古くから重宝される存在です。
とくに、生姜を乾燥したものを「生姜(ショウキョウ)」、生姜を蒸して乾燥させたものは「乾姜(カンキョウ)」と呼ばれ、血流を良くして身体を深部から温める作用があるとされています。
これがまさに、ショウガオールによる働きなのです!
加熱や乾燥の手間を加えた生姜には、ショウガオールがたっぷり含まれています。
生の生姜に多く含まれるジンゲロールは、身体の内部の熱を末端まで行き届かせることで、手先や足先を温めるため、逆に身体が冷えてしまう場合があります。
一方、ショウガオールは、身体の内部で熱を作り出し、身体を芯から温めるため、冷え性の改善に効果的なのです。
身体を温める効果は、ショウガオールのほうが優れていると捉えて良いでしょう。
ショウガオールの効果・効能
ショウガオールの、身体を温める効果が優れていることは先述したとおりですが、他にはどのような効果があるのでしょうか?
ショウガオールの様々な健康効果や効能について、詳しくご紹介しましょう。
脂肪を燃焼させる・ダイエット効果
ショウガオールを摂取すると、血行が促進されて身体が温まります。
このように体温が上昇すると、代謝も良くなり、脂肪が燃焼されやすくなります。
さらに、血行促進とともに腸内環境も良くなるので、便秘の改善にも役立つなど、まさに嬉しいこと尽くめ。
ダイエットをしている人は、運動と合わせて、ぜひ生姜の力を上手に摂り入れたいですね!
抗酸化作用
ショウガオールには、高い抗酸化作用があり、身体が酸化するのを防ぐことができます。
活性酸素が原因で起こるガンなどの病気の予防や、美容におけるアンチエイジング効果も期待できるでしょう。
血管を健康に保つ効果
もうひとつ、ショウガオールの効能として知られているのが、血管の働きを悪くする「プロスタグランジン」という物質の効果を弱めてくれる作用です。
そのため、ショウガオールの摂取は、血管の詰まりを防いで、血液がサラサラと流れる、健康な血管を保つ効果があるとされています。
ショウガオールをより効率的に摂取するには?
ショウガオールは、生の生姜には微量しか含まれていないことがわかっています。
しかし、加熱や乾燥をさせた生姜から摂取すると言っても、毎日の食事に取り入れるためには工夫が必要ですよね。
ショウガオールを効率的に摂取する方法として、おすすめの摂り方を3つピックアップしてみました。
生姜ペーストで摂取する方法
料理をする度に、その都度生姜をしっかり加熱するとなると、なかなか手間がかかるもの。
そこで、あらかじめ生姜を煮詰めてペースト状にしたものを使えば、調理の時短になるうえ、ショウガオールを効率よく摂取することができます。
お手製の生姜ペーストを作っておくのも良いですし、市販の生姜ペーストも手軽に利用できて便利なので、とてもおすすめです。
現在様々なメーカーから生姜ペーストが販売されています。
中でも、ショウガオールが高濃度で含有されている「ヴェーダヴィ ジンジャーペースト」は、人気のある商品です。
国内産よりも辛味成分の多い、熱帯産の生姜を使い、さらに長時間しっかり煮詰めて作られています。
そのため、少量の使用でも、ショウガオールを効率的に摂取することが可能なのです。
ヨーグルトやシリアルにかけたり、様々な料理に使ったりと、いろんな楽しみ方ができますよ。
ヴェーダヴィ ジンジャーペースト
定価 | 3,780円 |
定期購入キャンペーン | 定期購入なし |
内容量 | 336g(約28日分) |
発売元 | ヴェーダヴィ |
生姜シロップで摂取する方法
水やお湯で割って手軽に飲める、液体状の生姜シロップも、ペーストと並んで人気があります。
特におすすめなのが、九州アスリート家族の「長崎県産 生姜シロップ」。
着色料や香料、化学調味料、防腐剤といった余計なものを使わずに、素材そのものを活かした製法で作られたシロップです。
長崎県島原産の生姜に、大分県産のカボスと黒糖の優しい甘みが加わって、毎日飲みやすい味になっていますよ。
また、カボスに含まれるヘスペリジンという成分には、生姜の力をより高めてくれる効果が期待できるそう。
これなら、効率よくショウガオールを摂取することができますね。
長崎県産 生姜シロップ
定価 | 2,880円 |
定期購入キャンペーン | 定期購入あり |
内容量 | 200ml(約2週間分) |
発売元 | 九州アスリート家族 |
生姜サプリで摂取する方法
「生姜の味がどうしても苦手」という人におすすめなのが、生姜のサプリメントでショウガオールを摂取する方法です。
健康食品やサプリでお馴染みの、やずやが発売している「香醋生姜(こうずしょうが)」なら、香醋のアミノ酸と一緒に、ショウガオールもしっかり摂ることができます。
お酢も、高い健康効果が期待できる食材ですし、生姜との相性も抜群です。
冷えや疲れに悩みされている方は、手軽なサプリメントから試してみてはいかがでしょうか?
やずやの温和漢 香醋生姜(こうずしょうが)
定価 | 3,240円 |
定期購入キャンペーン | 定期購入あり |
内容量 | 93粒(約1ヶ月分) |
発売元 | やずや |
ショウガオールの成分
ショウガオールとは、具体的にどのような成分なのでしょうか。
科学的な視点から、ショウガオールの成分について、詳しくまとめてみました。
生姜独特の辛味成分
ショウガオールの科学的な構造自体は、ジンゲロールと似ています。
どちらも生姜に含まれる辛味成分であり、ジンゲロールを加熱や乾燥させることによって、脱水されてショウガオールへと変化する、ということは先述のとおりです。
乾燥や加熱によってできるショウガオールは、ジンゲロールより水分子(H2O)が1個少ない構造式になり、カラカラにするとジンゲロールの半分はショウガオールになる。
引用:医者いらずの「生姜」事典(PHP文庫)/著者・石原結實
脱水されるぶん、ジンゲロールに比べて水分子が少なくなるようですね。
ショウガオールもジンゲロールも、生姜に含まれる辛味成分ですが、他にも植物に含まれる代表的な辛味成分として、コショウのピペリンや、唐辛子のカプサイシンなどが挙げられます。
ショウガオールは、ピペリンよりは辛味が強く、カプサイシンよりも辛くないという数値が報告されています。
ショウガオールは冷却保存できる
生姜を加熱や乾燥させて生成する、ショウガオール。
一旦、ショウガオールに変化した成分が、再び変化する心配はありません。
冷却してもジンゲロールに戻ることはないので、保存する場合は、冷蔵庫に入れると良いでしょう。
調理したし生姜を上手に保存して、摂取したいですね。
レンジで簡単ショウガオールの作り方
生の生姜を使って、自分でショウガオールを作るとなると、「なんだか大変そう」と感じる人も多いかもしれません。
実際、わざわざ蒸し器を出してきたり、乾燥させたりするのは、けっこう手間がかかりますよね。
でも、電子レンジでも、簡単にショウガオールを作ることができるんです!
とっても楽チンな方法なので、ぜひ覚えておきましょう。
レンジでショウガオールを作る方法
電子レンジを使った、ショウガオールの作り方をご紹介します。
用意するもの:すりおろした生姜(適量)
【手順】
- 耐熱容器に生姜を入れる
- 生姜が浸るくらいの量の水を注ぐ
- ラップをして、電子レンジで加熱する(500wで4分、750wで3分くらいが目安)
ちなみに、生の生姜を自分ですりおろしたものでも、市販のチューブのおろし生姜を使っても大丈夫です。
注意したいのは、そのまま生姜を電子レンジで加熱すると、焦げてしまう可能性があるため、必ず水を加えてから温めること。
そして、高温で加熱しすぎないことも、非常に重要です。
高温になると、せっかくのジンゲロールやショウガオールが、分解されてしまうからです。
レンジの加熱時間の目安を守るようにしてくださいね。
作ったショウガオールの食べ方
電子レンジで作ったショウガオールは、さまざまな楽しみ方ができます。
黒糖やハチミツと一緒に、お湯を注いで、生姜湯に。
また、ポリフェノール豊富なココアに混ぜれば、生姜ココアとしても楽しめます。
他にも、お味噌汁に入れたり、料理のタレや薬味に使ったりと、美味しく食べることができますよ。
ぜひ、ショウガオールで、いろんなアレンジに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ショウガオールを作るために、最適な加熱温度・時間
加熱調理でショウガオールを作る場合、いくつかのコツがあります。
気をつけたいのが、生姜を過熱する際の、温度や時間の管理です。
ショウガオールの生成に適した加熱方法について、まとめてみました。
加熱温度は100度以下で
生の生姜には、ショウガオールは微量しか含まれていません。
「少しでもショウガオールの量を多くしたいから」と、高温で調理をしたくなりますが、ここは注意が必要です。
生姜に100度を超える熱を加えると、ジンゲロールやショウガオールは、分解されてなくなってしまうことが分かっています。
100度を超えずに、比較的低温でじっくり調理できる方法となると、蒸したり茹でたりする方法が適しているでしょう。
通常の食生活では、ショウガの炒め操作は中国料理でよくみられ、強火で短時間加熱であることが多い。強火であっても鍋の温度ほど食材は高温にならないため、本研究の結果からも、6-ショウガオールへの転換はわずかであると推定される。
引用元:ショウガ中の 6-ジンゲロールの加熱調理による変化
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience/48/6/48_398/_pdf/-char/ja
高温で短時間の調理になってしまう、炒めたり焼いたりといった調理方法は、ショウガオールを作るにはあまり向いていないようです。
加熱や乾燥に、じっくりと時間をかける
ジンゲロールからショウガオールに変化させるためには、しっかりと脱水させる必要があります。
そのため、加熱の時間が短すぎたり、乾燥が不十分だと、ショウガオールの量がなかなか増えないようです。
100℃、60 分間の茹でおよび蒸し加熱で、6-ショウガオールは生ショウガのそれぞれ 3.3 倍、3.6 倍に有意に増加した。
引用元:先ほどと同じ
このように、1時間ほどじっくりと加熱した後、天日干しで水分を飛ばした「乾燥生姜」が、ショウガオールの作り方としては理想的と言えます。
手間がかかるぶん、ショウガオールがたっぷり含まれていること、間違いなし。
生の生姜にはない、身体を芯から温めるショウガオールの効果を、きっと実感することができるでしょう!
きっと実感することができるでしょう!