したたかな女って?恋も仕事もおいしいところ取りする女性の特徴と処世術
2018/10/31
したたかな女というと、周囲を手玉にとるような女性をイメージすると思います。
涼しく危険を回避して美味しいところだけ食べられるような、人がぴたりとはまるでしょう。
では、どうすればそのように器用に生きていけるのか、気になりませんか?
今回は、そんなしたたかな女の特徴について、紹介しようと思います。
したたかな女とは?
したたかな女というと、賢そうなイメージがすぐに思い浮かぶと思います。それも正しいです。
そしてしたたかを漢字で書くと、「強か」と書きます。
つまりは、強いということです。
したたかな人というと、器用で賢いということに加えて、打たれ強くたくましいという、意味合いもあるということです。
では、したたかな人とはどういう人か?一回掘り下げて考えてみましょう!
損得の見極めが巧く計算高い!
すべての行動が合理的で、理にかなっています。
そのため利益を生み出すことに長けていて、必ず得を得ます。
そして意思決定能力が非常に高いため、迷いがありません。好機を逃さないのです。
クオリティの高い計算され尽くしたシナリオを作り上げる賢さと、チャンスを逃さない意志力を持ち合わせています。
つまりはメンタルも強いのです。したたかには、他者の圧力にも屈しない強さという意味もあります。
目的達成のためなら、どんな障害にも屈せずにシナリオを完遂する、意志の強さも持っているということです。
内面は冷めている
自分が得をするためには、他人を犠牲にする非情さも必要になります。
したたかな女は、目的達成のためなら他人の気持ちを踏みにじってでも実行し、完遂する非情さも持っています。
女性は基本的に、協調性を大事にするため、自分だけが目立ったり、得をするような行動を慎む傾向が強いです。
だからこそ、したたかな女性は、まわりとは一線を画すため、より得をしやすいでしょう。
したたかな人の行動原理は「損か得か」です。普通の人の場合は「善悪」なので、そこが決定的に違うところです。
ちなみに法に触れるような悪い事をすると、裁かれてしまうため、それは「損」な行動ですよね?
また明らかな、相手だけが一方的に損してしまうような、交渉も一時的には自分が得をするかもしれません。
しかし、その相手からすぐに反感を買ってしまうため、その人とは長期的な関係が築けず、後々その仲間内からも、虐げられて損してしまうでしょう。
したたかな人は、良識も兼ねそろえているため、内面は冷酷であっても、トラブルを起こしたり、まわりから反感を食うような行動はとりません。
したたかな女のメンタルとは?
したたかな女は、ほかの女性とは、どうやらメンタルの構造が違うようです。
では具体的にどう違うのでしょうか?それを細分化して見ていきましょう!
きっと納得できることがあるはずです。そして役に立つことも必ずあります!
不屈の立ち直りの早さ
普通の人ならば、罪悪感や自分の過ちに囚われて、ひどく落ち込んでしまうでしょう。
特に女性は他人のことを優先的に考える傾向が強いため、相手の気持ちを傷つけたことをひどく後悔して、自己嫌悪に陥りがちになります。
それは人としては素晴らしいことですが、それで立ち止まってしまったり、後ろ向きな姿勢になってしまうことは、損でしかないのです。
したたかな人たちは、自分の過ちをもちろん反省はしますが、落ち込むようなことはありません。それは反省の仕方も合理的だからです。
このような人たちは、次にどうすれば、成功するのか、得が得られるのかを考えて反省します。頭のなかにあるものがポジティブだからこそ、意欲的に反省をします。
特筆すべきは、失敗から何を学んだかを考えることもありますが、この失敗を利用して次にどう活かそうか、考えてしまうところです。
謝罪の仕方ひとつで、相手から気に入られてしまう方法だってあります。
期待されていない状況で頑張って、成果をあげれば、それはまわりにとっては予想外のラッキーであるから、普段から期待されている人が成果をあげるよりも、まわりから称賛されます。
成功も失敗も、得られた結果に過ぎません。結果を残しさえすれば、それをいくらでも利用できるということです。
共感度が低い
これがほかの女性とは一線を画す点でしょう。自分にとって大事なことであるならば、相手に同情して、その行動を見送るようなことはしません。
したたかな女性は感情に囚われて、大事な決定を見送るようなことはしないのです。
そしてまったく相手に共感しないというと、それも違います。
たとえば同情も使い方によっては、相手に自分はあなたの味方だ、と懐柔する手段として有効に使えます。
交渉相手を懐柔すれば、自分に有利に事を運ぶことができるでしょう。
熱い共感はしないかもしませんが、冷たい共感をすることはよくあります。
怒りの感情に囚われることがない
怒りは理性を失わせる感情なので、非常に危険なものです。この感情に囚われると暴走状態になり、怒りを人にぶつけると必ず後悔する結果を生んでしまいます。
したたかな女は高い自制心を持ち合わせており、一時の感情に囚われて間違った判断をすることがありません。
したたかな女の特徴でも、これは一番優れた特徴かもしれません。
計算でキレることはあっても、理性を失ってキレることはないようです。このような自制心は見習ったほうが良いでしょう。
常に自信を持っている
迷いがなく、行動に揺るぎがありません。
言動に自信があるため、言葉に力があり、相手を説得、または納得させてしまいます。
そのため、割と身勝手な行動が多いですが、不思議と問題になりません。
したたかな女性は、説得のプロですが、その源は自信ありげな態度にあります。
いつも自信無さげにしどろもどろになってしまう人は、たとえ正しいことをしていても、見ていて説得力がなく、相手からもなめられてしまうため、強気にかかられてしまい、強引な押しに負けてしまうこともあるでしょう。
また、相手が意地悪をしてきたとしても動ずることなく、臆することなく、自信ある態度や主張を貫き通せる強さも、したたかな女は持っています。
そして責任の重い、大変な仕事を任されても、淡々と涼しい顔でこなしてしまうものです。したたかな女は自制心が強く、不安や恐怖や緊張に対して強い耐性を持っているのです。
高い集中力を持っている
ここぞというときに発揮される集中力が桁外れです。
自分が求めているものは何か、今何をやる必要があるのか、目的意識がぶれることがないため、余計なものに囚われることがありません。
これこそがコンピューター並の、損得勘定の計算能力につながるのです。
なぜこのような高い集中力を発揮できるのでしょうか?
それは過去や未来に囚われることなく、しっかりと現実を見据えているからです。
人は過去や未来のことに囚われると、迷いが生まれて、行動できなくなってしまうことがわかっています。
したたかな人は割と行き当たりばったりで行動していますが、それは後先に囚われていないからだと言えます。
行き当たりばったりでも、目まぐるしく変化する現状に上手く対応しています。
それは意識が常に「今」に向けられているからです。
したたかな女の恋愛術
したたかな女は、常に冷静で、損得勘定の計算能力に長けています。
そのため、交渉スキルが高く、まわりを上手く使役して難を逃れることも巧みです。
そして実行力と心の強さを持っているため、任務の遂行も問題なくこなせます。
当然ビジネススキルは、高水準ですね。
では恋愛はどうでしょうか?交渉が上手いということは、恋愛の駆け引きもお手の物でしょう。
ここではしたたかな女の恋愛術について見ていきましょう!
男を喜ばせながら使役する
したたかな女は、男のプライドをくすぐるテクニックも、お手の物です。
男が彼女のために何かしてあげれば、感謝と称賛の言葉を与えます。そうすることによって、相手の男は彼女に尽くすことに喜びを感じてしまうのです。
最初は簡単にできる、些細なお願いから入るものです。そこから徐々にハードルを上げていきます。
人には自分の行動に一貫性を持たせたい、と思う心理があります。だから一度「良い人」のレッテルを貼られてしまうと、良い人を貫き通したくなってしまうのです。
その状態になったときに大変なお願いをしても、その要求を受け入れてしまうようになります。
そしてその大変な頼みごとに応えてくれたときには、特別感のある褒め方をして、苦労が報われて事に喜んでしまいます。
男性の行動原理はプライドと独占欲です。そのため、その男性の能力や手に入れたものについて褒めれば、必然的に喜んでしまうのです。
したたかな女はその男性の特性をよく理解しており、優れた観察力で彼の優れた点を見抜いて、上手い褒め言葉を考え出してしまうのです。
適度に不安や緊張を与えて快感を引き出す
不安と期待が入り混じった、スリルを感じている状態だと、ドーパミンと呼ばれる快感を感じさせるホルモンが、多量に分泌されるようになります。
機嫌が悪くなったり、しかし、彼女のために何かしてあげると、とても喜んでくれたりなどのギャップは、ドーパミンを大量に引き出します。
怒っているのか、喜んでいるのかわからない、いわゆるツンデレがモテるのはそのためでもあります。
したたかな女の特徴として、直接的な物言いをしないところもあります。
思わせぶりな態度をとることによって、相手の男性をその気にさせることが巧みです。
男性は基本的に楽観思考であるため、物事をポジティブに勘違いしがちです。
たとえば目が合ったときに、相手が視線を反らしてうつむいたときに、男性ならば、「俺がカッコいいから恥ずかしくなって視線を反らしたんだな」と勘違いするわけです。
ちなみに5~7秒ほど、相手の目を見つめてしまうと、一目惚れと同じ感覚を植え付けられてしまうことが、心理学的にわかっています。
したたかな女性は、それを知ってか知らずか、上手く実行しています。
たとえば、デートに遅刻してきた彼が申し訳なさそうに謝ったときに、沈黙で彼と目を合わせて、7秒後に「嘘(笑)怒ってないよ」と笑顔。これで男性はノックアウトです。
男性は基本的には相手と目を合わせないものですが、機嫌を覗うときにはどうしても目を合わせてしまうものです。
脱線してしまいましたが、思わせぶりな態度に留めておくことには、メリットがあります。
それは、いざというときに言い逃れができることです。
だから直接的な表現は避けて、男性側が勝手に勘違いしただけ、ということにいざというときにはしてしまうのです。
したたかな女に一番必要なものは高い自制心!
したたかな女は、状況のコントロール能力が非常に高いのが特徴。
その源になっているのは、高い自制心と集中力です。同様に、観察力もあると言えるでしょう。
これを日頃の習慣で鍛える方法があります。それは、脳科学でも証明されている方法。
ここでは、そんな方法をご紹介します。
瞑想でしたたかさを鍛える
したたかさを鍛える方法とは「瞑想」です。
少し前から書店にマインドフルネス瞑想についての本が並び始めたところを、見かけたことがあるかもしれません。
瞑想は脳にとっての筋トレなのです。脳を鍛えてくれることが科学で証明されたため、広く勧められるようになりました。
瞑想はまず、前頭前皮質を鍛えてくれるため、ストレス耐性が身に付き、自制心を高めてくれます。
そしてマインドフルネスだけに、ひとつのことに集中する訓練であるため、散漫になっている注意力を集約して、集中できるようになる癖を身に付けてくれるため、集中力が飛躍的に向上します。
このほかにも、若返りホルモンと呼ばれるDHEAの分泌量を40~90%高めてくれる、寿命を決定するテロメアの摩耗を抑えるなどの、アンチエイジング効果も役立ちます。
ポジティブになり、行動力と運の良さが増す。共感力が身に付き、人を思いやれるようになり、人の良いところを見つけられるようになる。
こんなふうに、良い事尽くめです。
瞑想の方法
方法は簡単。背筋を伸ばして深呼吸しやすい姿勢で座り、呼吸に意識を向けるだけです。このときに余計な想像や妄想をしてしまったならば、直ちに意識を現実の呼吸に戻しましょう。
これを繰り返すと、瞑想の効果が高まりますよ。
始めは呼吸にカウントをすると良いでしょう。1分間に4~6回の頻度の深呼吸は、自制心を高めてくれることがわかっています。
これを意識して行ってみると良いでしょう。
最初は3分だけから始めてみましょう。それでも十分効果があります。慣れてきたら5分、10分と伸ばしていきましょう!
まとめ
したたかな女の処世術は、掘り下げていくととても感心させられます。
このなかには是非自分も身に付けたい!そんなスキルもあるのではないでしょうか?
仕掛けがわかれば再現できるものです。欲しいものは是非とも自分も取り入れてみましょう!
したたかな女性の特筆すべきところは、やはり、感情のコントロール能力かもしれませんね。
彼女たちにとっては感情は、自然に湧いてくるものではなく、計算で使い分けるツールなのです。
自然に湧きつつある感情を、高い自制心で制御して、今どんな表現をすれば得か、瞬時に割り出して状況にマッチした感情を引き出しているのです。
それを身につけることができれば、状況をあなたのために上手くコントロールできるでしょう!
ライター紹介
馬場先 亮太(ばばさき りょうた)
国立東京海洋大学卒業後、同大学院修士課程修了。
現在は公共機関で海の生態系を守るために、魚をつくり育てる栽培漁業の仕事をする傍ら、ライターとしても活動中。
また、極真会館の名門・桑島道場で極真空手の修行に励み、奮闘中。
好きな言葉は「求めている幸せは特別な瞬間ではなく、日常のなかにある」
大学院修了後、警察官になる。その現場で人間の負の部分と向き合い続けることとなる。
やがて疲弊していき、思いつめてしまい、退職。その後も潰瘍性大腸炎などの難病に悩まされ、再就職もままならない状態に。
短期のアルバイトで生計を立て、その日暮らしをしているそんななかで、メンタリストDaiGoさんの書籍に出遭い、心にかかっていた霧が晴れる。
護身術として心理学を身につけ、もう人を疑う必要がないことを悟る。同時に自分が良い生き方をする方法も知る。
また、栄養学や生理学、睡眠の科学など、自分の好きな分野である科学の文献を読み漁り、自力で難病を克服。
プロのスポーツ選手ではないが、競技者として極真空手にも打ち込む。切り口は、運動学や栄養学、心理学などあくまで科学分野から格闘技を追求。
現在は仕事も趣味も好きなものに囲まれて過ごしている。
過去や未来に捕らわれず、目の前にあるやるべきことを本気で楽しみながら取り組めば、その延長上に幸福があることを信じて今も躍進中。