PMS改善日記

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ディスクドッグのフリースタイルに挑戦!ドッグスポーツを楽しもう!

      2018/04/18

女性と犬
 
ドッグスポーツのディスクドッグの種目である「ディスタンス」と「フリースタイル」。

この2つには、どんなちがいがあると思いますか?

一番大きなちがいは、ディスクを投げる方向が、同じか?ちがうか?ということ。

つまり、ディスタンスでは、同じ方向に繰り返しディスクを投げるんです。

これに対し、フリースタイルでは、右に投げたり、左に投げたり、上に投げたり、地面に転がしたり、さまざまな方向に投げます。

これが一番、大きな違いといえます。

 

フリースタイルは「遊び」の延長

犬と少年
 
ディスタンスも、フリースタイルも、もともとは、ワンちゃんと飼い主さんとの楽しい遊び。

それが、スポーツという形に発展したもの、と考えてみてください。

では、ディスタンスとフリースタイルでは、どちらが「もともとの遊びに近い」と思いますか?

答えは「フリースタイル」です。

だって、広い芝生広場で、ディスクを投げて、ワンちゃんと楽しく遊ぶ姿を想像してみてください。

ディスクを、右にも左にも、上にも、自由に投げたり、転がしたりして、楽しく遊ぶ姿がイメージできると思います。

それが「フリースタイル」の起源なのです。

たしかに、フリースタイルを極めるのは、とても難しいことかもしれません。

でも、勝敗ではなく、愛犬との共同作業を求めてはじめるのであれば、フリースタイルはぴったりですよ。

フリースタイルとは「愛犬と一緒に楽しむもの」だと考え、チャレンジすることをおすすめします。

 

上級者でもディスタンスが苦手な人は多い

ディスタンスというゲームと、フリースタイルというゲームを比べたとき、どちらが難しいのでしょうか。

これは、プレイヤーひとりひとりの技量にもよるので、ここでは、ワンちゃんの視点から比較してみましょう。

とにかく、ワンちゃんは「変化」が大好き。

いつも、変化を期待して、尻尾を振って待っているのです。

色々な方向にディスクを投げなければならないフリースタイルは、人間にとっては大変……。

でも、ワンちゃんにとっては、楽しくて仕方がないことなんですよね。

これに対して、くりかえし同じ方向にしかディスクを投げられないディスタンスでは、どうでしょうか。

ワンちゃんの集中力やヤル気を維持することは、とても難しくなります。

つまり、ディスタンスでは、単調な作業の中で、どのようにワンちゃんのヤル気を高めていけるかが、とても重要になってくるんです。

なぜ、今、ここで「ディスタンス」についても言及する必要があるのか?というと。

それは、フリースタイルというゲームには「ディスタンスによる得点」という項目もあるからなのですね。
関連記事 ディスクドックのディスタンスはこちらの記事

 

フリースタイルの色々な投げ方を覚えよう

広い場所でドッグスポーツする人
 
ディスタンスでは「バックハンド・スロー」が、もっとも一般的な投げ方。

フリースタイルでは、「オーバーハンド・スロー」「フォァハンド・スロー」など、ほかのいろいろな投げ方にも挑戦してみましょう。

でも、決して難しく考えないでくださいね。

フリースタイルでは、「こう投げなければいけない」という決まりはありません。

投げ方は、あくまでも自由なのです。

また、片手で投げないといけないルールもありません。

両手を使って投げてもいいし、回転させて放り上げたディスクを、手のひらを使って弾いてもよいのです。

逆に、よくないのは「変な固定観念」を抱くこと。

だから、だれもやっていない投げ方を練習して、それを披露しても、もちろんよいのです。

リバース

この写真の投げ方は、右手を背中の後ろに回してディスクを投げる「リバース」。

また、こちらは、足の下からディスクを投げているところ!

足の下からディスクを投げる画像

ここでも、ワンちゃんと楽しく遊ぶ姿勢を貫きましょう。

 

投げ方よりも大切な要素はこの7つ!

フリースタイルの7つの要素
 
ここで、投げ方よりも大切な7つの要素をご紹介します。

それは、「オーバー」「ボルト」「パッシング」「ドッグキャッチ」「マルチプル」「チーム・ムーブメント」「少し長めの4連続スロー」の7つ。

ゲームとしてのスリースタイルには、採点基準というものがあります。

ですから、まずはこの「7つの要素」を理解して、プレイの中に取り入れるようにしてみましょう。
 

2種類のオーバー

オーバー
 
ワンちゃんがディスクを追って、プレイヤーの右足を飛び越えたり、左腕を飛び越えたり、背中を飛び越えたり。

とにかくワンちゃんが、プレイヤーの身体のどこかの部分を、ディスクを追いながら飛び越える行為を「オーバー」と呼びます。

1回のプレイの中に、「オーバー」は2種類以上入れるようにしましょう。
 

2種類のボルト

「プレイヤーを踏み台にして、ワンちゃんが空中に跳び、ディスクをキャッチして、着地をする」。

この一連の行為を「ボルト」と呼びます。

踏み台にする部分は、プレイヤーの「腕」でも「背中」でも「足」でも「太もも」でも、どこでもかまいません。

ただし、ワンちゃんの安全には、十分な配慮をしましょう。

また、ワンちゃんが、プレイヤーの身体の一部分を踏み台にしていない場合、それは「オーバー」になってしまいます。

この点は、明確に区別してくださいね。
 

パッシング

「連続したスローにより、ワンちゃんが直線的に2回以上、プレイヤーの近くを走り抜ける」ことを「パッシング」と呼びます。

この「パッシング」で大切なのは、スローの距離ではありません。

ワンちゃんが、プレイヤーの近くを通り過ぎるとき「直線的に走っている」ことが求められるんです。

もしも「オーバー」や「ボルト」で、連続して2回、直線的に通り抜けていたら?

この場合は、「オーバー」や「ボルト」としての評価以外に、「パッシング」としての評価もしてもらえます。
 

ドッグ・キャッチ

「空中のディスクをワンちゃんがキャッチしている間に、プレイヤーがそのワンちゃんをキャッチする」。

この行為を「ドッグ・キャッチ」と呼びます。

まずは、人間が椅子に座り、ワンちゃんを左わきに待たせ、「アップ」と声に出します。

2秒たったら、膝をたたいて「ここに上がりなさい」と合図をします。

ワンちゃんが「ぴょん」ってひとっ跳びで、ひざの上に乗るように練習をしましょう。

これがスムーズにできるようになったら、先ほどと同じように、人が椅子に座り、ワンちゃんを左わきに待たせます。

そして、右手にディスクを持って構え、「アップ」と声に出し、2秒たったら膝をたたいて「ここに上がりなさい」と合図をし、ひざの上に跳び上がらせます。

これがスムーズにできるようになったら、さらに次の段階へ。

先ほどと同じように、右手にディスクを持って構え、「アップ」と声に出します。

2秒たったら、ディスクを高く持ち上げると同時に、ワンちゃんがディスクを追って、膝の上に跳び上がるようにしていきます。

これもスムーズにできるようになったら、今度は、ディスクを空中に高く放り上げます。

それと同時に、ワンちゃんがディスクを追って跳び上がったところを、落とさないように、しっかりと抱きかかえるようにしていきましょう。

そして、最後は、人が椅子に座らなくても、同じことができるようにしていくのです。
 

痛みではなく、楽しさを記憶させたい

ただし、この練習は時間をかけて、丁寧に、少しずつ行ってください。

ワンちゃんは、痛い思いをすると、次にはやりたがらなくなります。

少しずつ、時間をかけて、安全に注意を払って、練習をするようにしてみてくださいね。

上手くできないと、焦ってしまうものですが、そんなときには、こう自問自答してみてください。

自分とワンちゃんにとって、ドッグ・キャッチができるようになることが大切なのか?

それとも、自分とワンちゃんが、楽しさを共有できることの方が大切なのか?

もちろん、答えは後者のはずです。

だから、どの練習でも、成功したら練習を終了してください。

成功しないときは、それ以外の楽しいことをして、練習を終了しましょう。

楽しさが、記憶に残るように。
 

マルチプル

マルチプル
 
「マルチプル」とは、最低3連続の、絶え間ない、素早いスローによる連続技。

「マルチプル」はプレイヤーの近くで行ってもよいし、遠くに3枚のディスクを連続で投げて、ワンちゃんに連続キャッチさせてもかまいません。

「マルチプル」で大切なのは、「素早い連続のスロー」であることです。
 

チーム・ムーブメント

人とワンちゃんが、同時に連携した動きを見せることを「チーム・ムーブメント」と呼びます。

「チーム・ムーブメント」には、ディスクは必要ありません。

ドッグダンスの「トリック」が役に立つ場面です。

たとえば、プレイヤーとワンちゃんが、同時にスピンをする。

これだけでも、立派な「チーム・ムーブメント」なのです。

まず、ワンちゃんと対面で向かい合い、右足を一歩前に出します。

右手でゆっくりと時計回りに円を描き、ワンちゃんも時計回りをし始めたのを確認したら、自分は反時計回りをします。

そして、先ほど一歩前に出した右足に、全体重を移動させ、顔は反時計回りになるように、左を向きましょう。

このとき、両足を地面についたまま、くるりと後ろを振り向いて、方向転換をします。

つづけて、今度は左足を軸にし、ワンちゃんの動きに合わせて右足を空中に浮かせ、ゆっくりとフォローをして、ワンちゃんに向き合います。

これで、プレイヤーとワンちゃんが同時にスピンをする「チーム・ムーブメント」のでき上がりです。

「ドッグダンスのトリックを覚えよう」の記事を、あらかじめ読んでいただくと、簡単に理解できるでしょう。

あとは、ワンちゃんと楽しんで踊りながら、マスターしましょう!
 

少し長めの4連続スロー

「ワンちゃんが、プレイヤーの元に戻ることなく、なめらかに投げられたディスクからディスクへ、4連続で移動をする」。

この行為を「ディレクショナル・ディスタンス・ムーブメント」と呼びます。

「ディレクショナル」とは「指向性の」という意味。

そして、「ディスタンス」は「かなり離れた距離」という意味です。

つまり、ここでいう「指向性」とは、1投1投が「約90度の角度」で移動していることを意味します。

それと同時に、プレイヤーとワンちゃんの距離は、離れていなければなりません。

ここで何よりも大切なことは、「ワンちゃんが、覚えたパターンで動いている」という姿を見せること。

けっして「ワンちゃんが、投げられたディスクを追いかけている」のではないことがポイントです。
 

ジグザグ

ジグザグ
 
たとえば、1投目は右90度にスロー。

ワンちゃんがキャッチしたら、反対の左90度にスローします。

また、ワンちゃんがキャッチしたら、こんどはまた、右90度にスロー、ワンちゃんがキャッチしたら、再び左90度にスローします。

このように、ワンちゃんが左右にキャッチする一連の技を「ジグザグ」と呼びます。
 

世界一周

世界一周
 
1投目は、右90度にスロー。

ワンちゃんがキャッチしたら、そこから右90度にスロー。

またワンちゃんがキャッチしたら、そこから右90度にスロー、さらにワンちゃんがキャッチしたら、そこから右90度にスロー。

このように、ワンちゃんが一周してキャッチする一連の技を「世界一周」と呼んだりします。

 

フリースタイルで流す音楽を決めよう

犬を抱く女性
 
フリースタイルでは、プレー中に、自分で決めた音楽を流します。

歌詞が入っていても、入っていなくても、邦楽でも、洋楽でもOKですよ。

自分が気持ちよくプレーできる曲を、色々と試してみましょう。

 

最後にイメージトレーニングをしよう

音楽のかかる公園でイメージトレーニング
 
ここまできたら、イメージトレーニングをしてみましょう。

まず、何か好きな曲を流します。

プレー時間は、約2分間。

ディスクを7枚から10枚を持って、コートに入ります。

ディスクは足りなくなるので、途中で拾って使います。

 

イメージトレーニングの方法

それでは、フリースタイルをはじめましょう!

アラウンド、オーバー、オーバー、

右にスロー、戻ってきたら、そのまま左にスロー、戻ってきたら、そのまま右にスロー「パッシング」です。

戻ってきたら、ワンちゃんと一緒にスピンをして「チーム・ムーブメント」!

アラウンド・左にスロー

戻ってきたら、太ももを踏み台にさせてボルト!

アラウンド・右にスロー

戻ってきたら、背中を踏み台にさせてボルト!

比較的近い距離で、3連続キャッチのマルチプル!

アラウンド・スロー

キャッチをした場所から右に移動をさせ、世界一周!

呼び戻して、ワンちゃんと一緒にスピンをしたら、

最後のフィニッシュ、ドッグ・キャッチ!

まぁ、こんなスムーズにできたら夢のようなお話なのですが、何もないところからは何も生まれません。

ここからが、みなさんとワンちゃんとの、夢のお話のはじまりなのです。

 

まとめ

フリースタイルのコツは「ワンちゃんを待たせない」こと。

そして「ワンちゃんが自分の方に来るのを待つのではなく、ディスクを拾いながら、ワンちゃんに歩み寄る」、この2点です。

楽しみましょう! ドッグスポーツを。

楽しみましょう! ワンちゃんとの至福の時間を。

 
 

ライター紹介

出島喜美朗 Dejima Kimio
群馬県太田市在住  文教大学文学部英米語英米文学科卒業

出島喜美朗(著者)

略歴
大学卒業後、予備校の英語講師として大学受験生の指導に携わり、現在は学習塾講師をしている。また、猫ちゃんのブリーダーや観賞用の日本メダカのブリーダーとしての活動経験もある。現在は、もっぱら週末には家族でドッグスポーツを楽しんでいる。

インドアからアウトドアの生活へ
私が猫ちゃんを飼い始めたころは、今のような猫ちゃんブームが来る前でした。この頃は、キャットショーに出かけてみたり、猫ちゃんを被写体にした写真家を志してみたり、インドア系の生活をしていました。その後、健康上の理由からブリーダー業を退き、2015年にたまたま「走るのが大好き」なウィペットの子犬「エリザ」を家族に迎えたことから、私たちの生活スタイルは一変します。ドッグランに通うようになり、ルアーコーシング、ディスクドッグなど様々なドッグスポーツと出会い、今ではウィペット4頭とイタリアングレイハウンド2頭の大家族になり、たくさんのお友だちにも恵まれ、現在に至っています。

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