飲まないなんて損!?PMSの人必見、ハニーブッシュティー
2017/06/23
みなさん、こんにちは。田中みかです!
みなさんは、PMS(月経前症候群)の症状の悩みに、ハニーブッシュティーが効果があるってご存じですか?
実は、わたしも、最近、ハニーブッシュティーの効果が気になっているんです。
もともと、成城石井で偶然、ノンカフェインのハーブティーを見つけたんですが、このハニーブッシュティーが、PMSの症状改善に役立つという話なんです。
そもそも、PMSは、原因や症状が、十人十色です。
女性の数だけ、PMSにもバリエーションがある、といっても過言ではないので、「必ず効きます!」とは、なかなかいえないというのが、正直なところです。
今回は、なぜ、ハニーブッシュティーが、PMSに効果的だといわれているのかをまとめてみました。
ハニーブッシュティーって?
ハニーブッシュティーは、名前の通り、ハニーブッシュという植物を、お茶にしたものです。
南アフリカで栽培している植物なのだそう。
日本人には、あまりなじみのない植物ですよね。
PMS対策をしはじめてからというもの、ノンカフェインのお茶には、目がない私。
店頭で見かけて、ハニーブッシュティーも、即購入しました。
ハニーブッシュティーのパッケージを見ると、「ハチミツのような甘い香り」がすると書いてあるじゃないですか。
花の香りならわかるけれど、ハチミツの香りとは……。
自宅に帰って、早速飲んでみました。
ハーブティーは、香りが独特のものも多いため、「香りが苦手……」という方も多いと思います。
しかし、このハニーブッシュティーについては、色々なハーブティーを買って飲んできたなかでも、飲みやすさで、トップを張れるレベル。
ハチミツの香りのするリップクリームなどは、割りと商品化されています。
リップクリームなどは、香りが強調され過ぎて、甘い匂いがきつい場合もあります。
でも、ハニーブッシュティーのハチミツの香りは、とてもほんのり、そして自然な香りです。
「いわれてみれば、ハチミツの香りかも?」と感じる程度なので、香りの強いお茶が苦手な人には、是非、飲んでいただきたいです。
ハニーブッシュティーの成分
「ハニーブッシュティーは、PMSに効果があるかも」といったのは、ハニーブッシュティーの成分に注目したからです。
ハニーブッシュのおもな成分には、下記のようなものがあります。
- 鉄
- マグネシウム
- カリウム
- イソフラボン
ハニーブッシュの成分には、不足によって、PMS症状の悪化を招くといわれているものが、こんなにも揃っています。
鉄
鉄が不足すると、PMSの原因になったり、症状を悪化させるといわれています。
鉄は、血液を作るために必要な成分です。
鉄が不足すれば、貧血も起こしやすくなります。
特に、女性は、生理の度に経血を排出する性質上、貧血を起こしやすいそう。
経血の排出のほかに、女性は、生理前やダイエットによって、便秘になりやすく、切れ痔を起こしやすいのだとか。
切れ痔など、少量の出血であっても、放置して繰り返すことで、貧血を招くリスクがあるようです。
通常の血液検査ではわからない、鉄欠乏性貧血、隠れ貧血などもあるので、油断は大敵です。
マグネシウム
マグネシウムは、不足すると体を冷やし、イライラなどの、精神不安を増幅させることがあるそう。
PMSの時期に、精神面に強く症状があらわれる人は、マグネシウムの摂取がおすすめです。
また、生理前独特の手足の冷えも、マグネシウムを補給することで、指先まで血液が送られ、症状が緩和されることがあります。
ココアなどにも含まれているので、体が冷えたときに、ホットココアを飲むことで、冷えの解消になるそうです。
ただ、カフェインを含むので、飲みすぎには注意してください。
関連記事 蕎麦を食べよう!マグネシウムを食べて補給
カリウム
カリウム不足も、PMSの症状の原因の一つとして知られています。
カリウムは、水分代謝に作用するミネラルです。
そのため、むくみの解消などに役立ちます。
体のむくみが気になる人は、カリウムの摂取を意識してみましょう。
ハニーブッシュティーを飲めば、水分摂取も同時にできるので、乾燥対策もばっちりです。
ハニーブッシュティー以外だと、バナナやココナッツなどが有名かと。
ココナッツウォーターという清涼飲料水も、カリウムが豊富です。
イソフラボン
「イソフラボンといえば、大豆じゃないの?」と思った方、その通りです。
わたしも実際、「大豆以外にも、イソフラボンって存在するんだ」と思いました。
植物性イソフラボンは、エストロゲンという女性ホルモンに似た作用を持っています。
そのため、ハニーブッシュティーは、ホルモンバランスの乱れが原因であるとされるPMS症状の緩和に、うってつけの飲み物といえるわけです。
そのほかの成分
そのほかにも、たくさんの成分が含まれていて、書ききれないくらいです。
一部を紹介しておくと、下記のような成分があります。
- ポリフェノール
- 亜鉛
- ピニトール(血糖値を下げる成分)
- ゲロニオール
ポリフェノールは、抗酸化作用を持つとして、アンチエイジングに効果的と、よくいわれていますよね。
ピニトールは、血糖値を下げる効果があるため、成人病対策など、血糖値が気になる人に、よい成分なのだそう。
ゲロニオールというのは、薔薇にも含まれる香り成分のことで、ハニーブッシュティーの香りは、薔薇に例えられることもあるようです。
ノンカフェイン・低タンニン
そして、ハニーブッシュティーは、いうまでもなくノンカフェイン、低タンニン。
カフェインの過剰摂取は、自律神経を乱れさせ、PMS症状の悪化を招きます。
覚醒作用によって、眠れなくなるということも、珍しくありません。
タンニンは、鉄の吸収や、葉酸の作用を阻害するため、過剰摂取は、避けた方がよいそうです。
ノンカフェイン・低タンニンのハニーブッシュティーは、妊婦さんにもおすすめです。
妊娠中のカフェインの過剰摂取は、早産や流産、発達障害などのリスクを高めるといわれています。
妊娠中は、体内でカフェインを分解する働きが弱くなることから、このようなことが起こるとか。
また、タンニンを摂り過ぎると、先天異常などを引き起こすリスクが上がるため、避けた方がよいといわれています。
ノンカフェインで、低タンニンで、飲みやすいハニーブッシュティーなら、リラックスタイムのお茶としておすすめです。
関連記事 PMSでもコーヒーが飲みたい!ノンカフェインコーヒーについて
ハニーブッシュティーを飲むときに気を付けたいこと
いくら、栄養が豊富で、体によいハニーブッシュティーといえど、飲み過ぎは注意したいもの。
それも、イソフラボンが含まれているので、余計に気を付けたいものです。
過去に、大豆イソフラボンを摂取するために、豆乳を飲むという話をご紹介しています。
関連記事 PMSの改善にはホルモンバランスを整えることが大事。豆乳の飲み過ぎも注意が必要。
そのとき、イソフラボンの過剰摂取によるリスクも、合わせてご紹介しました。
関連記事 きなこで生理が遅れる?イソフラボンが摂れるきなこも、摂り過ぎは危険!
また、PMSの症状悪化は、エストロゲン過剰が原因の場合もあります。
その場合、エストロゲン様の作用を持つ、イソフラボンを摂取することで、PMSの症状悪化が起こる可能性も……。
もし、ハニーブッシュティーを飲んでPMSの症状が改善されない、むしろ悪化したなんてことがあれば、ハニーブッシュティーの飲用は、控えてみてくださいね。
病院で、ホルモン検査を受けることによって、ホルモンバランスの変化、量を知ることができます。
ハニーブッシュティーは、体に合わないという方の場合、もうひとつの女性ホルモンである、プロゲステロン様の作用を発揮する、チェストベリーというハーブがあります。
その、チェストベリーを使用した初めての薬であるプレフェミンもあるので、ハニーブッシュティーではPMSの症状が改善されないという方は、こちらを試してみてください。
プレフェミンについては、過去にも書いています。
「体調次第で、合う合わないのある薬だな」と感じていますが、一度、ホルモンのバランスが安定すれば、効果を発揮してくれると思います。
関連記事 ドラッグストアで手に入るPMS治療薬、プレフェミン
ハニーブッシュティーどこで買う?
最近になって、注目度が上がっている、ハニーブッシュティー。
わたしが購入したのは、ルイボスティーの豊富なバリエーションで知られている、ガスコのもの。
ガスコのホームページには、商品化までのエピソードが紹介されているので、興味がある方は見てみてください。
ルイボスティーも、ノンカフェイン、低タンニンでよく知られており、ハニーブッシュティーと混同されることもあるそうです。
ハニーブッシュティーの原材料であるハニーブッシュは、ルイボスと同じ、南アフリカて栽培されているものです。
ただ、ルイボスティーとは、まったくの別物なのだとか。
成城石井などに行くと、手に入れやすいかと思います。
また、ルピシアや通販のハーブティー専門店などで、取り扱いがあります。
少しだけ試してみたいという方は、ルピシアなどのお店がおすすめです。
まとめ
- ハニーブッシュティーは鉄やミネラルなど不足するとPMSの原因になるといわれる成分を含んでいる
- ノンカフェイン・低タンニンなので、PMSでも妊娠中でも飲むことが出来る
- イソフラボンを含み、ホルモンバランスを整える効果が期待出来る