知っておけば少し安心?PMS悪化の原因一覧
2017/07/26
こんにちは、田中みかです。
あなたは、PMS(月経前症候群)の症状が悪化する原因を知っていますか?
わたしも、PMSの症状を自覚して、対策しはじめて、早2年が経とうとしています。
しかし、一度よくなったと思っても、次の生理前には、また症状が再発したり、イライラしやすくなったり、憂鬱になったり。
なかなか、完全には、よくなっていないというのが、現状です。
それでも、一時よりは、だいぶマシになったなあと思う日々なのですが、最近は、ちょっと忙しすぎて、疲弊しています。
週休2日制といえど、1日12時間、会社に拘束される毎日は、さすがにキツイ。
そろそろ、体に限界が来ているのか、湿疹(しっしん)がまた出はじめているし、体の回復が追いつかないような状態。
そんな中で、PMSの症状も、また悪化しはじめていて、ニキビを始め、特に精神的にナーバスになってきました。
イライラして爆発!ということだけは避けたいので、どうにか生活の立て直しを図らなければ、と考えている毎日です。
そこで、今回は、PMSと疲れが、症状の悪化にどのように関係しているのか、PMSの悪化の原因についてまとめてみました。
目次(Contents)
PMSの原因:おさらい
PMSの原因は、「ホルモンバランスの乱れ」ということがわかっています。
ホルモンバランスが乱れてしまう原因には、以下のようなものがあります。
- 生活習慣の乱れ
- 食生活の乱れ
- 運動不足
- ストレス
ざっくりと考えれば、これらの原因を取り除いて、ホルモンバランスの乱れを改善することで、PMSの症状が軽くなるということですよね?
しかし、PMSが悪化する原因は、これらだけとも限らないようです。
PMSが悪化する原因
 
PMSが悪化する原因について調べてみたところ、以下のようなものが見つかりました。
- 加齢
- 食事
- ストレス
- 出産
- ピルの服用
これらを見ると、単純に、生活習慣を整えるだけでは、PMSに太刀打ちできないのは、なんとなく察しがつくと思いますが、どうでしょうか?
正直、加齢や出産などは、自分ですべて、コントロールしきれるものではないので、対策しようがないというのも、困ったものですよね。
加齢
人間は、男女問わず、年齢によって、ホルモンの分泌量が変化するものです。
加齢というと、何十年も年を重ねている印象がありますが、20代から30代に変化するだけでも、ホルモンバランスが変化し続けています。
年をおうごとに、女性ホルモンの分泌量も変わっていき、最終的には、閉経に向かうので、その過程で、ホルモンバランスが乱れてしまうというのは、仕方がないともいえそうです。
20代から30代は、いちばん、ホルモンの分泌量が多い時期なので、ちょっとしたバランスの乱れで、不調があらわれやすいように思います。
中でも、30代に入ると、働いている人であれば、それなりの仕事を任されることも増えるでしょう。
家庭に入っている人でも、子育てや周囲の人間関係など、さまざまなストレスを受けやすくなります。
年齢によるホルモンバランスの変化、環境の変化、ストレスなど、さまざまなことが原因となるため、PMS症状の悪化を完全に防ぐのは、むずかしいことなのかもしれません。
食事
食生活の乱れは、PMSの原因の一つでもあるので、食事は、PMSの悪化にも、大きく影響を与えます。
毎日の栄養補給を、食事から行っていると考えれば、PMSと離して考える方がむずかしいのかもしれませんね。
PMSは、鉄分不足やカリウム不足の人が起こしやすいといわれています。
でも、不足している栄養素ばかりを補って、全体のバランスが崩れてしまっては、元も子もありません。
1日3食、バランスよい食生活を心掛けることが大切です。
とはいえ、わたしも、最近は、1日3食きちんととるのがむずかしくて、適当に済ませてしまうことも、少なくないです。
甘い物が無性に食べたくなったり、揚げ物が食べたくなったり、はたまた、食欲がなくなるなんてこともあります。
少しだけなら、甘い物や揚げ物も、大きな影響はないようですが、気が済むまで食べ続けるというのは、褒められたものではありません。
ずっと我慢しているというのもつらいので、日々の生活の中で、ときどき食べるくらいのバランスで調整していけるのが理想的ですよね。
あとは、食事を摂るタイミングも、できるだけ規則的にするのが理想です。
1日3食といっても、深夜にしっかり食事をするのは、体に負担をかけます。
可能であれば、寝る2時間前までに、最後の食事をすませることを念頭に置いて、毎日同じくらいの時間に、食事をするようにするのがよいようです。
そうすることで、便秘の症状を起こりくくできます。
ストレス
生きていれば、みんな、ストレスは感じるものです。
仕事へのプレッシャーや、人間関係など、ストレスの原因はいろいろありますが、ストレスを抱えたままにしておくのは、体にとって、よいこととはいえません。
ストレスは、自律神経に影響を与え、どんなに規則的な生活をしていても関係なく、体に影響を及ぼしてきます。
PMSの症状を起こしやすい人の特徴で、「真面目」で「責任感が強い」というものがありますが、そういう人ほど、ストレスを我慢しがちなようです。
ストレスへの耐性は、人によって違うので、「周りが気にしていないから、わたしも我慢しなければ」なんて考えてしまう人も、多いような気がします。
実際のところ、周りに合わせて、自分も我慢する、という行為は、ストレスを溜め込む原因になります。
それによって、PMSの症状の悪化だけでなく、そのほかの精神疾患につながるリスクも大きくなるので、要注意です。
なにか、つらいと感じることがあったら、自分なりのストレス解消方法を見つけておくこと、逃げ道を作っておくことが必要になります。
出産
出産を経験することも、ホルモンバランスが変化する原因だそうです。
出産という大仕事を経験した後にやってくるのは、赤ちゃんがいる生活です。
赤ちゃんがいると、今までは自分でコントロールできた生活が、赤ちゃん中心のものになります。
そこからくる生活の変化やプレッシャー、ストレス、睡眠不足などが、ホルモンバランスの乱れに、影響を及ぼすようです。
出産を経験したことで、PMSの症状が悪化したり、生理痛がひどくなったりということも、珍しくないとか。
出産後の生活は、自分一人ではどうにもできないものなので、周囲の協力を得ながら、自分だけで抱えすぎないということが、大切になります。
ピルの服用
ピルは、PMSの治療にも使われるものですが、ピルが体に合うかどうかは、個人差が大きいものだといいます。
ピルは、ホルモン剤の一種で、女性ホルモンを意図的に摂取することで、生理周期などによる、ホルモンバランスの変化を、一定にします。
PMSの症状を感じるのは、ホルモンバランスが変化するときです。
ピルの服用は、PMSの原因そのものを取り除くという対処法になります。
しかし、ピルは、副作用も起こりやすいものの一つで、ピルを試したけれど、体に合わなくて、やめてしまったという人は多いようです。
特に、ピルに体が慣れるまでの間は、頭痛や吐き気などの症状があらわれやすく、むくみを感じる人もいるようです。
実のところ、ピルの服用によって、PMSが悪化したと感じられるのは、この副作用があらわれるタイミングなんだとか。
頭痛や吐き気は、PMSで感じる代表的な症状の一つです。
PMSの原因は、ホルモンバランスの乱れなのだから、ピルで強制的にホルモンバランスを変えようとすれば、PMSに似た症状があらわれるのも納得です。
とはいえ、ピルの服用は、PMSを完全に克服するためのものではなく、あくまで、ピルの服用中のみ、効果的な方法になります。
PMS改善のために、ピルの服用を試すというのも、一つの手段ですが、副作用がひどければ、無理して使用を続けるほうがリスキーです。
信頼できるお医者様に相談しながら、服用するのをおすすめします。
疲れもPMS悪化の原因になる?
PMS悪化の原因として、「疲れ」と直接的にいわれているものはなかったのですが、体が疲れていると、自律神経やホルモンバランスに、少なからず影響を与えるようです。
体が疲れる原因には、睡眠不足や過度の労働があります。
睡眠不足は、自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れにつながってきます。
最近みたwebニュースで、睡眠時間が5時間以下だと、自殺率が高まるという内容がありました。
睡眠不足は、自律神経を乱れさせ、セロトニンの分泌を低下させてしまい、精神疾患などの原因にもなるそうです。
それだけでなく、卵巣ホルモンは、6時間以上の睡眠で、正常に分泌されるそうなので、短時間の睡眠が続くのは、PMSの悪化にも関係が……。
溜まった疲れを解消し、体を回復させるためには、しっかりと栄養を摂ることと、休息を取ることが必要です。
労働時間が長くなることによって、それらにさく時間が取れなくなれば、当然疲れはたまり、ホルモンバランスも乱れ、体に不調があらわれるというわけです。
最近の生活を振り返って、明らかに睡眠時間が足りない現状があります。
そろそろ、わたしの生理周期的に、PMSの症状があらわれ始めるタイミングなので、今回の生理前は、症状が強く出そうだなと、今から警戒しています。
すでに、胸の張りや憂鬱感、イライラなどが出始めたので、何とか穏やかに過ごす方法を模索中です。
まとめ
- PMS悪化の原因は、加齢、食事、ストレス、出産などがある
- 上記以外にも、疲れなど自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れが起これば、PMSの症状は悪化する
関連記事 PMSの対処法がホルモン検査でわかる?ホルモンについて知ろう