PMSでもコーヒーが飲みたい!ノンカフェインコーヒーについて
2016/10/01
PMSに悪影響を与えないようにコーヒーとは疎遠になっていたのですが、最近、カフェインレスのコーヒー(と言ってもカフェオレですが)を飲むようになりました。
すごく眠かった日があって眠気覚ましのために買ったものでしたが、コーヒーの薫りは気持ちをリラックスさせてくれるし、すぐに眠気が解消される点はコーヒーの美点だなと。
毎日飲むつもりはなかったのに、やはりコーヒー・カフェインには中毒性があるのか、なんだかんだで毎日飲んでいます。
(今のところ1日1杯で済んでいるけれど)
2年前はコーヒーも緑茶もよく飲んでいましたが、コーヒーやカフェオレを飲むと吐き気・めまい・下痢などの症状が起こることに気が付き、それからはカフェイン断ちをしてハーブティーなどのノンカフェインの飲み物を選んで飲むようにしていました。
(といっても絶対にコーヒーや紅茶を飲まないというわけではなく、出されたら飲むし、エナジードリンクなどの類はどうしても飲みたくなったら飲むというような感じでゆるーいカフェイン断ち)
カフェイン断ちの生活を続けていて、PMSの症状も多少緩和されたかなと感じていたので、ここでカフェインを摂取するようになってPMSに悪影響があったらどうしようと少しだけ心配です。
今のところ大きな体調の変化は表れていませんが、微量でもカフェインを摂取し続けることについて不安はあり、カフェインレスではなくノンカフェインコーヒーにしようか検討中です。
PMSでも上手にコーヒーと付き合えるようになるため、今日はPMSとコーヒーについて調べました。
カフェインの摂り過ぎについて
コーヒーにはカフェインが含まれており、カフェインを摂りすぎることにより以下のPMS症状を悪化させることがあります。
カフェインとPMSについてはこちらにも書いています。→カフェインの摂取がPMSに与える影響、カフェインを避けるためにしていること
カフェインを含むものをたくさん摂ると、PMSの以下の症状を悪化させると言われています。
- イライラなど情緒不安定
- だるさ
- 冷え
- 頭痛
カフェインの過剰摂取は良くないとはわかっていても、どのくらいカフェインを摂ると過剰摂取になるのか日本の食品基準では定められていません。
イギリスの栄養摂取基準では妊婦の場合、カフェイン摂取は200mg未満に抑えた方がよいといわれているようです。
PMSの基準と妊娠中の基準ではまた違うだろうし、イギリス人と日本人との体質の差もあると思うので、参考程度にしかなりませんが、200mg未満を一つの目安として頭の片隅に入れておきましょう。
緑茶、紅茶、コーヒーの100mlあたりのカフェイン含有量は以下です。
100mlあたりの含有量を示した表なのでコーヒー1杯には60mg以上のカフェインが含まれていることになります。
1日4杯以上コーヒーを飲む習慣がある人はPMSにも悪影響を与えている可能性があるので、コーヒーを飲む量を減らすように工夫しましょう。(カフェインレスコーヒーにするだけでも大分違うと思います。)
水分を摂るのは1年を通して大切なことですが、緑茶・紅茶・コーヒーで水分を頻繁に摂るのはあまりおすすめできません。
水分補給をするための飲み物とリラックスタイムに飲む飲み物は分けた方がよさそうです。
コーヒーがPMSに悪影響を与える理由
カフェインがPMSに悪影響を与えるといわれている理由は、以下が考えられます。
- 鉄やカリウムなどの吸収を妨げる
- 利尿作用によりカルシウムなどを一緒に排出してしまう
コーヒー・紅茶・緑茶などカフェインを含む飲み物をたくさん飲むことで、鉄不足やカリウム不足を起こしている可能性があります。(鉄不足・カリウム不足はPMSの原因の一つとして考えられています。)
また、カフェインは女性ホルモンエストロゲンの分泌に影響を与える性質があり、ホルモンバランスが乱れてPMSの症状を悪化させているとも考えられます。
ノンカフェインコーヒー・カフェインレスコーヒー
カフェインレスコーヒー、紅茶についてはこちらでもご紹介しています。→PMS対策しながら紅茶が飲める?デカフェ紅茶について
ノンカフェインとカフェインレスは何が違うの?
市販されているコーヒー飲料を見ていると、最近は「カフェインレス」という記述が増えた印象があります。
しかし、カフェインレスコーヒーはカフェインが全く入っていないわけではないので、飲み過ぎればカフェインの過剰摂取が起こります。
対してノンカフェインとの記載があるものはカフェイン0です。
ノンカフェインコーヒー
カフェインは摂りたくないけど、PMSでもコーヒーの風味を楽しみたいという方に合っているのがノンカフェインコーヒーです。
カフェインが含まれていないので、眠気を覚ます作用はありませんが、コーヒーの苦味や香りをかいでリラックス出来ます。
ハーブコーヒー
ハーブコーヒーはコーヒー豆を使わずに別の原料から作られたコーヒーのことなので、厳密に言うとコーヒーではありません。
コーヒーに似た風味を持った代用品であり、カフェインを含まない植物を使っているので、当然カフェインが含まれません。
たんぽぽコーヒー
タンポポの根を使ったコーヒーです。タンポポ茶と言われることもあり、両者は同じものです。
タンポポコーヒーはノンカフェインというだけでなく、妊婦、授乳中のママさんにもうれしい効果があります。
タンポポの根は血液を浄化する作用があり、母乳の出をよくしたり、利尿作用によるむくみの改善、腎臓機能の改善、胃・肝臓の不調改善、冷え・便秘などの症状を緩和するという特徴があります。
むくみ、冷え、便秘などはPMSでも代表的な症状なので、PMSの症状緩和も期待できます。
ただタンポポはキク科の植物なので、キク科の植物にアレルギーがある人は飲用をできません。
チコリコーヒー
チコリはキク科のハーブの1種で、コーヒーなどの飲料のほかに料理に使われることもあります。デトックス効果があり、老廃物の排出、便秘の解消、余分な水分の排出などの効果があります。(写真の商品は食物繊維についてたくさん書いてありました。)
また、炎症を抑える効能のあるハーブで気管支などの炎症に効果を発揮します。
写真のチコリコーヒーを飲んでみたのですが、程よく苦味もあり、後味もコーヒーと似ている印象がありました。
(薄目のインスタントコーヒーって感じ?)
チコリもタンポポ同様、キク科なので、アレルギーの方は控えてください。
穀物コーヒー
タンポポコーヒーもチコリコーヒーもキク科の食物で一見、アレルギーがある人は代用品を楽しめないの?と思いがちですが、以下の代用コーヒーならキク科のアレルギーを持つ人でも楽しむことが出来ます。
玄米コーヒー
玄米から作ったコーヒーです。玄米を焙煎すれば自分で作ることもできます。
画像を見てわかる通り、玄米の持つ豊富なミネラルとビタミンを摂取でき、整腸作用のほか、PMSにも効果がありそうです。
大豆コーヒー
大豆から作ったコーヒーです。大豆と言えばイソフラボンということで、大豆コーヒーからも大豆イソフラボンは摂取出来ます。
大豆に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをすると言われており、PMSの症状緩和にも効果的と言われていますが、大豆イソフラボンも摂取しすぎると反ってPMSに悪影響を及ぼすため、飲みすぎには要注意です。
麦コーヒー
麦から作ったコーヒーです。大麦には細胞の老化防止や整腸作用、動脈硬化や糖尿病の予防などの効果があります。
単一ではなくチコリコーヒーやタンポポコーヒーなどにブレンドされていることがあります。(今回見つけたタンポポコーヒー、チコリコーヒーにもブレンドされています。)
カフェインレスコーヒー
少しだけでもカフェインを摂りたいという方はカフェインレスコーヒーを選びましょう。
カフェインの覚醒作用、脂肪燃焼作用などが期待できますが、飲みすぎではPMSに悪影響を与えるため飲みすぎ注意です。
まとめ
PMSに悪影響を与えずにコーヒーを楽しむには、
- 水分補給とリラックスタイムの飲み物をわけ、水分補給はカフェインを含まないものを選ぶ
- コーヒーを飲む場合は1日2杯以下に押さえる。
- カフェインの摂取量を200mg以下にするよう心がける。
- カフェインレスコーヒー、ノンカフェインコーヒーを飲んでみる。
方法があります。
カフェインを含む飲み物は集中力を高めてくれる効果もあるので、完全に避けるのではなく、うまく活用できるように意識してみましょう。