これってPMS?排卵前・後の不調~排卵日前後の不調の正体
2017/07/20
こんにちは、田中みかです。
あなたは、排卵前や、排卵日に不調を感じることはありませんか?
実は、わたしも、排卵前なのに、PMS(月経前症候群)のような不調を感じることがあるんです。
これは、PMSなのでしょうか?
原因がわからない不調は、とても恐いし、不安になりますよね。
今回は、そんな不安を解消するべく、PMSと排卵日前後の不調について、まとめてみました。
PMSの症状が表れる期間
もう繰り返しいわれていることなので、復習のようなものですが、PMSの起こる時期は、生理前の1週間から2週間前にかけてが多いといわれています。
これは、20日~28日周期で、生理が来る人が多いために、そういわれるのですが、その人の生理周期によっても変わるため、一概に、いつからと断定できないものです。
そもそも排卵とは
さも当たり前のように、排卵という言葉を使っていましたが、ぼんやりとしたイメージしか浮かばなかったので、排卵についてもまとめてみたいと思います。
子宮は、下記のような組織からできています。
- 子宮内膜
- 膣
- 卵管
- 卵巣(卵胞を育てる場所)
卵胞は、卵子を育てる袋状の細胞のことをいいます。
排卵は、卵巣で育てられた卵胞が、卵子を放出することをいうそうです。
排卵日はいつ
PMSの症状が出始める2週間前というのは、ちょうど排卵日に当たることが多く、排卵前と後で、ホルモンバランスが変化し、PMSの症状が起こります。
人によって、排卵があったことが明確にわかる場合もありますが、多くの場合は、排卵があっても、無自覚であることがほとんどです。
排卵がない状態で生理が起こる「無排卵月経」という症状もあり、妊娠を希望するまで、無排卵であることを知らなかったという人も、めずらしくありません。
排卵前と排卵後に起こる変化
排卵前と排卵後では、体にどのような変化が起こるのでしょうか?
おりものの変化
排卵前と排卵後に起こる体調の変化で、わかりやすいのは、おりものの変化です。
おりものの量は、生理中がもっとも少なく、生理が終わると、徐々に、量が増えていきます。
最初のうちは、おりものの粘度が、ほどほどにある状態です。
排卵前になると、徐々に、さらさらとした粘度の低い状態に変化し、おりものの量は、一番多くなります。
排卵後は、再び、おりものの粘度が強くなってきますが、少し量が減り、生理直前なると、再び量が増えます。
おりものの量や質に、変化があらわれるのは、排卵している目安になります。
そのため、煩わしいおりものではありますが、ホルモンが働いている証拠ともいえます。
おりものの色は、白濁だったり、透明だったりと、ホルモンバランスによって変化しますが、個人差が大きいです。
排卵日付近や生理後は、血が混じった茶褐色のおりものが出ることがあります。
ホルモンバランスの変化
女性ホルモンは、約1カ月の周期で、変化を繰り返しています。
排卵前と後では、ホルモンバランスに、変化が生じます。
排卵日前後は、ちょうど、ホルモン量が変化する時期になるため、イライラや頭痛などの不調を感じやすくなるのです。
エストロゲン過剰
生理終了後から排卵期の間にかけて、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が増加していきます。
このときは、女性によって、調子が良いといわれることが多いです。
しかし、どのホルモンでも同様ですが、多く分泌されすぎても、かえって体に不調をもたらします。
エストロゲンの過剰分泌は、子宮がんや乳がんなどの、がんの原因になるといわれていたり、ひどい生理痛を引き起こすといわれています。
排卵前・後に起こる症状
排卵前
排卵痛
排卵が近付くごとに、チクチク、ズキズキとした痛みや、引っ張られるような痛みが数日間続き、左右の下腹付近や、子宮全体が痛みます。
痛みが現れる場所も、個人差があるようです。
生理痛とは違い、重だるさのようなものは感じませんが、生活に負担を感じる痛みではあります。
この記事を書いているとき、タイムリーに、下腹部が痛みだしたのですが、思わず顔がしかめ面になる程度には痛かったです。
排卵があっても、痛みを感じない人もいるので、排卵痛を感じたことがなくても、心配する必要はありません。
むしろ、痛みがないほうがよいですよね。
排卵出血
排卵は、卵胞が、卵子を放出するために破けることで起こります。
そのときに、血が出るため、排卵出血、すなわち、中間出血が起こります。
2,3日程度で血液は出なくなり、通常のおりものに戻ります。
わたしも、一度だけ排卵出血を経験し、心配になって、婦人科に行きました。
おりもの検査や、エコー検査を行いましたが、結局、原因は分からず、排卵出血だろうという診断をされました。
それ以来、排卵出血は起こっておらず、排卵痛も軽くなってきています。
排卵出血が起こった時期は、命の母ホワイトを試したり、PMSに効くといわれているスパイスやハーブを試していました。
それが原因で、ホルモンバランスに影響があったのではないかと思っています。
そのせいか、このときだけ、生理が妙に遅れました。
頭痛
排卵前から排卵日にかけて、頭痛が起こることがあります。
わたしも、過去の記録を見返してみたのですが、排卵日付近に、頭痛を感じていたことがわかりました。
下腹部痛
排卵前に起こるなら、排卵痛、生理直前に起こるなら、PMSの症状だといえそうです。
排卵後
PMS症状
排卵後に、徐々に、PMSの症状があらわれ始めます。
対処法
ピル
排卵前のトラブルや、PMSの症状は、いずれも、ホルモンバランスの変化によって生じます。
ピルを服用することで、排卵を止めることができるので、排卵痛や、排卵出血の症状を改善することができ、生理前のPMS症状も緩和されます。
ピルには休薬期間があるので、その期間に、排卵が起こります。
ピルを服用したからといって、卵子が育たなくなるというわけではありません。
関連記事 ピルを使ってPMSを改善する・低用量ピルについて
体を冷やさない
体を冷やしてしまうと、排卵痛や生理痛を悪化させる可能性があります。
排卵前~生理中は、体を冷やさないように心がけましょう。
まとめ
- 排卵前には、排卵痛・排卵出血・頭痛などの不調が現れることがある
- 排卵前なら排卵に伴う不調、排卵後ならPMS(それを判断するためには排卵日の把握が必要)