骨盤のゆがみはPMSにも悪影響。骨盤のゆがみを治そう!
2017/06/16
こんにちは、仕事中に足を組むクセがある、田中みかです!
突然ですが、あなたは、骨盤のゆがみがPMS(月経前症候群)に悪影響がある、と聞いたことはありませんか?
椅子に座って仕事をしていると、ついつい足を組んでしまうことは、よくありますよね。
ところが、この足を組むという姿勢は、骨盤のゆがみの原因になり、体のバランスが崩れて、足のむくみの原因や肩こりの原因になるらしいのです!
足を組むのが体によくないというのは、頭では理解していても、すっかり癖になっているので、足をまっすぐ下ろしていると落ち着きません。
はじめは意識して足を組まないようにしていても、仕事に集中し始めたら、気がつくと足を組んでいることもしばしばです。
「骨盤がゆがんでいても、日常生活に支障はないじゃないか」と思うかもしれません。
しかし、骨盤のゆがみは、生理痛やPMS(生理前症候群・月経前症候群)の症状悪化にも関係があるそうなので、私たちの日常に支障をもたらしている可能性があります。
そこで、今回は、骨盤のゆがみがどのようにして起こるのか、PMSにどう影響するのか、また、骨盤のゆがみを取り除くにはどうしたらよいのかなどなど、PMSと骨盤のゆがみについてまとめてみました。
目次(Contents)
まずは骨盤のゆがみをチェックしてみよう!
まずは骨盤がゆがんでいないかどうかチェックしてみましょう。
日常生活で起こる骨盤のゆがみ
自分の骨盤がゆがんでいるかどうかなんて、素人が目視で確認したところでわかりませんよね。
そこで、骨盤がゆがんでいる人の特徴をまとめたので、チェックしてみてください。
- 知らないうちにスカートが回っていた
- 靴底の減り方が左右で異なる
- 障害物がないのにつまづく
- 仰向けに寝たとき、左右の足で開き方が異なる
- O脚・X脚である
ちなみに、わたしは、靴底が片方だけ妙に磨り減っていた経験があるので、自分でもちょっとギクリ。みなさんは、当てはまるものはありましたでしょうか?
そのほか、骨盤のゆがみがある人に多い癖は、次のようなものです。
- 椅子に座るとき足を組む
- 立っている時に片方の足に重心をかける
- カバンを肩にかける時、いつも同じ方にかける
わたしは、冒頭でも言っているように、足を組むのが癖になっています。
それに加えて、カバンはいつも右肩です。逆の肩にかけると、ずり落ちてしまうからです。
立っているときは、あまり意識していませんが、片足重心になっている気がするので、もうアウトとしか言いようがありません……。
また、簡単に骨盤のゆがみをチェックする方法として、その場で足踏みする、というチェック方法があります。
指定位置で目を閉じた状態で足踏みし、どのくらい最初の位置から離れたか、どちらの方向に離れたかで、骨盤のゆがみを確認するチェックです。
前後左右動いた方向に、骨盤がゆがんでいるそうです。
つまり、右側に進んでいたら右側に、左側に進んでいたら、左側にゆがんでいるということ。
目を閉じて、50回その場で足踏みするだけの簡単なチェックなので、時間のある時にやってみてください。
産後に骨盤のゆがみが起こることも
出産するとき、骨盤は大きく開きます。
出産が終われば自然に骨盤は元の位置に戻ろうとします。
しかし、とても不安定な状態のため、簡単に左右のバランスが崩れて、ゆがんでしまうそうです。
骨盤の位置が正しく戻らないと、産後太りの原因になったり、ひどい肩こりや腰痛、不妊などの原因になることもあるとか。
産後に骨盤のゆがみを起こさないためには、産後ベルトや骨盤ガードルを使うのがよいそうです。
逆に、足を組む、あぐらをかく、猫背など悪い姿勢を取ってしまうと、簡単にゆがんでしまうそうなので、要注意です。
整体などにいって、専門家にお任せしてしまうのもおすすめです。
骨盤のゆがみによって何が起こるの?
骨盤がゆがんでいると、どのようなトラブルが起こるのでしょうか?
骨盤のゆがみによって起こる症状を調べたら、冒頭で挙げたむくみや肩こり以外に、以下のような症状が見つかりました。
- 冷え
- 便秘
- 尿もれ
- 生理不順
- 生理痛
- 不妊
- 腰痛・膝痛
- 股関節痛
- 新陳代謝低下
- 神経痛
- 疲労を感じやすくなる
骨盤1箇所がゆがむことで、これだけいろいろな場所に影響があります。
骨盤は、体の中心にあり、体全体を支える役目をしています。
そのため、骨盤がゆがんでしまうと、全身の筋肉のバランスが崩れてしまうそうです。
また、骨盤がゆがむことで、内蔵の位置も下がるため、余計な脂肪がつきやすくなり、肥満の原因にもなるといわれています。
骨盤のゆがみがPMSに影響する理由
「自分の骨盤がゆがんでいる」という現実を突きつけられて、すでにかなりのダメージを受けています。
次は、骨盤のゆがみがPMSにどのように影響してくるかについて、まとめてみました。
骨盤は生理周期によって開閉する
骨盤が開閉していることを日常的に意識している人は、少ないと思います。
むしろ、「骨盤が開くとか閉じるとか、どういうことだ?」と思う方が大半でしょう。
わたしもそう思っていた人の一人ですが、骨盤は、生理周期に合わせて微妙に開閉を繰り返すことで、生理の経血をスムーズに排出するようになっているそうです。
骨盤は、女性ホルモンの影響によって、開いたり閉じたりを繰り返しています。
しかし、骨盤がゆがんでいると、この開閉がうまくいかなくなり、骨盤の血流が悪くなります。
正常に開閉する骨盤は、黄体期に開き始めて、生理2日目に最大まで開きます。
2日目に生理の経血量が多くなるのは、骨盤が開いて、経血を排出するように促しているからです。
生理が終わると、骨盤が閉じ始めて、卵胞期にかけて骨盤の位置があがり、排卵期に一番骨盤が閉まった状態になります。
骨盤が閉まっている排卵期には、エストロゲンの分泌量がピークになり、黄体期になるとプロゲステロンが分泌され、骨盤がまた開いてきます。
骨盤のゆがみが原因で骨盤の開閉がうまくいかないとどうなる?
骨盤がうまく開いたり閉じたりできないと、生理が長く続く傾向があるそうです。
正常な生理の場合、3~5日程度で終わりますが、1週間以上長くなるようなら、骨盤の開閉がうまくいっていないのかもしれません。
関連記事 終わりかけの生理に関する話~臭い・ビデ・病気について~骨盤周辺の血流悪化がPMSの悪化につながる
子宮が冷えると、次のような症状が起こり、女性ホルモンの分泌バランスが崩れ、PMSの悪化につながります。
- 卵巣などの生殖器官の機能低下
- プロスタグランジン※の分泌量増加による生理痛悪化
※プロスタグランジンは、子宮内膜が剥がれ落ちる時に分泌されます。子宮を収縮させる作用があり、経血を体外に排出させるために働きます。
骨盤付近の血流が悪くなると、プロスタグランジンの分泌が過剰になり、経血を無理やり押し出そうとしてしまうため、生理痛を悪化させてしまうそうです。※
骨盤のゆがみをなおす 簡単ストレッチ
骨盤のゆがみを治そうと思っても、大掛かりなストレッチは続かないという方のために、簡単にできるものをピックアップしました。
骨盤のゆがみをなおすストレッチ
- 膝を立てた状態で仰向けに寝る(手は床につけておく)
- 両足の膝をくっつけた状態で右に10秒、左に10秒
- 1と2を10回繰り返す
夜寝る前にちょっとだけやるには、持ってこいのストレッチです。
今日から始めてみてはいかがでしょうか?
骨盤周辺の血流を促すストレッチ
- 床に座り、両足の裏側をくっつける
- 良い姿勢を保ったまま前に体を倒し、両肘を床にくっつける(つけられなければ行けるところまで)
- 2の動きを3回繰り返す
股関節を動かすストレッチです。
日中あまり動かさない場所なので、やってみると気持ちがよいですよ。
簡単腰回し
- 肩幅に足を開いてまっすぐ立つ
- 腰に手を当て、時計回りに5回、逆時計回りに5回腰を回す
※この時、膝を曲げたりかかとを浮かせたりしないように注意
腰回しについては、「フラフープなどを使えば楽しく出来るかも?」なんて思いますが、いかがでしょうか。
もはや、ストレッチではないかもしれませんけどね。
困った時は専門家に頼ろう!
「骨盤がゆがんでいるようだけれど、ストレッチをしてもあまり効果がないぞ」という場合は、専門家に頼るのも、よい方法です。
骨盤矯正で調べると、たくさんのマッサージサロンや整体医院、カイロプラティクスなどが見つかります。
または、ヨガやピラティスなどの運動を行うのもよいですね。
骨盤がゆがむ原因を断つには
いくらストレッチをしたり、整体に通ったりして、骨盤のゆがみをなおしても、骨盤をゆがませる原因を解決しなければ、意味がありません。
足を組まないようにする方法
わたしの場合、とくに、足を組む癖が問題です。
足を組まないようにするための方法を探したら、以下の方法が見つかりました。
「姿勢を正して、膝に何かをはさんで座る」という方法です。
確かに、膝に何かをはさんで座れば、足を組む心配はありません。
ただ、疲れるので、そこは難点ですね。
太ももの筋トレにもなるので、ダイエット効果も期待できるかもしれませんよ。
骨盤をゆがませない座り方・立ち方
骨盤をゆがませないためには、骨盤をまっすぐに保つことがポイントになります。
そのためには、背筋を伸ばすことが大切です。
背筋を伸ばそうと意識すると、骨盤がまっすぐになるのがわかります。
座るときには、足組みはもちろん、あぐらや体操座り、横座りなども、ゆがみの原因になります。
床に座る場合は、正座が一番よいそうです。
立つときは、両足に体重をかけ、重心は、かかとに置くように意識してください。
歩くときは、前を見て、かかとから着地するようにするとよいそうです。
まとめ
- 骨盤は生理周期によって開いたり閉じたりを繰り返しているが、骨盤がゆがんでいるとスムーズに開閉できなくなってしまい、生理痛の悪化などを引き起こす
- 産後に骨盤がゆがむこともあり、肩こりや腰痛、不妊などの原因になるので産後ベルトなどを使って正しく戻してあげる工夫が必要
- 骨盤のゆがみは血流の悪化からホルモンバランスの乱れにつながり、結果としてPMSを悪化させてしまう
- 骨盤のゆがみは生理痛以外にも全身の不調に影響する
- 骨盤のゆがみをなおすためには自分でストレッチをしたり、整体やカイロプラティクス、マッサージなどに行く方法がある
- 骨盤のゆがみを治すだけでなく、ゆがまないようにすることも大切
- 骨盤をゆがませないためには足を組まない、背筋を伸ばして骨盤をまっすぐにするよう意識する