PMSの時期に泣くことが多い理由~泣く人の特徴・対策~
2018/09/26
こんにちは、田中みかです!
突然ですが、あなたは、生理前になると情緒不安定になって泣いてしまう、という経験はありませんか?
実は、生理の2週間前から3日前くらいの時期になると、些細なことで泣くことは、決して珍しくありません。
これは、PMS(月経前症候群)と呼ばれる、女性ホルモンの変化による症状のひとつなのです。
最近でこそ少し減りましたが、私もPMSの時期になると、
- 昔に傷ついた出来事
- 失敗したこと
- 後悔
などがグルグルグルグル頭の中を巡って、泣くことがよくありました。
また、意味もなくイライラして周りに当たってしまったりした後、自己嫌悪で泣く、なんてパターンも……。
PMSの時期は、まさに「情緒不安定」という言葉がぴったりで、泣きたくなるし、イライラもしやすいし、もう大変でした。
昔はPMSという言葉を知らず、生理周期すらあまり意識しておらず、自分が生理前だったとしても無自覚だったため、余計に感情に流されていた部分があったように思います。
そこで、今回はPMSの時期に「泣く」ことについてまとめました。
目次(Contents)
PMSで泣く人って意外に多いの?
「PMSの時期に泣きたくなる」
「こんなに不安定になるのって、私だけ?」
なんて不安になりますよね。
ですが、PMSで泣きたくなる症状を感じている人は、意外に多いのです。
これはPMSの症状が辛いからとかではなく、PMSの時期にただただ悲しくなって泣きたくなるという症状の方です。
「私、もしかしてうつ病?」と考えてしまうほど、落ち込んでしまう人も少なくないようです。
PMSの時に泣きたくなる理由
PMSの時に泣きたくなる理由はどんなものがあるのでしょうか?
個人で程度に差はあれど、PMSで泣く時のパターンはたいてい決まっているように思います。
- 普段はなんてことない、小さなことでイライラ
- イライラがうっかり態度に出たり、失敗したりで自己嫌悪
- 漠然と将来や現状に対して不安を感じて、泣きたくなる
普段はなんてことない、小さなことでイライラ
いつもは気にならないことが気になってしまう。
「なんでいつもこうなの!?」と家族やパートナー、友人、職場の人に対してイライラしてしまう。
自分がした失敗に対しても「どうして自分はいつもうまくやれないんだ!?」とか考え出す。
そんなパターンです。
イライラがうっかり態度に出たり、失敗したりで自己嫌悪
自分でもそんなつもりじゃなかったのに、イライラして周りの空気を悪くしてしまったり、相手を不快にさせてしまったり……。
その自覚があるので、その後はイライラから自己嫌悪へ急降下。
今度は自己嫌悪しすぎて、「私なんか」などと考え出し、凹んでまた泣きたくなる。
そんなパターンです。
漠然と将来や現状に対して不安に感じて、泣きたくなる。
とにかくまだわからない未来のことも不安になる。
お先真っ暗という言葉がしっくりきて、絶望的な気持ちになる。
そんなパターンです。
あなたはどのパターンがいちばん多いですか?
PMSで泣く人の特徴
PMSになりやすい人の特徴は、次のようにいわれています。
PMSで泣くことが多い人の場合はこの性格的な特徴に当てはまる方が多いのではないでしょうか?
性格が関係してくるのは、やはりPMSの症状が精神面に強く表れやすい人だと思います。
ちなみに私はというと、上記の特徴のほとんどに当てはまるので、「やっぱりね……」という感じがしています。
PMSの症状で特に精神的な症状が強く出る人は「PMDD(月経前不快気分症候群)」かもしれません。
PMDDについてはこちらの記事でまとめていますので、思い当たる方はご覧ください。
PMSで泣きたくなる時の対策
PMSの時期に泣いてしまうのは、自分の意思で「泣きたい」と思って、泣くわけではありませんよね。
「本当は泣かない方がよいし、泣いてもどうにもならない」
そんなことなんて、わかっているんです。
でもなんだか悲しくて辛くて涙が出てきてしまうんです……。
泣きたくなったときに、ひたすら我慢するのでは辛いし、我慢できれば苦労はしていません。
PMSの時期に泣くことがわかっているのなら、やるべき対策は次の通りです。
- 生理周期を把握し、PMSの時期をわかっておく
- 恋人・友人・家族に話しておく
- PMSサプリや薬を飲む
- あえて泣く
- PMSそのものを改善する
PMSの時期を把握する
言われるまでもなく既にやっているぞと怒られそうですが、これが一番大事です。
PMSの時は物事を悲観的にとらえやすく、考え方もネガティブに傾きやすいため、泣きたくなる気分を自分で作り出してしまうことが多いです。
PMSの時期を把握していないと「今はネガティブになりやすい時期だ」というのが自覚できませんよね。
そのため、ネガティブに考え出したら止まらなくて悲しくて涙が……ということになってしまうんです。
PMSの時期を把握することで、「今はネガティブになりやすいから、悲観的に考えてしまっているだけだ」と客観的に捉えることができるようになります。
そうすることで、負の思考ループから抜け出すきっかけを自分で作ることができるのです。
生理周期の把握はアプリなどを使用すれば簡単にできますし、PMSの時期を教えてくれるものもあります。
また、もしかすると、「PMS(生理前症候群)」ではなく、生理中や生理後が不調のピークになっている場合もあります。
生理中が不調になる「PEMS(周経期症候群)」と、生理後が不調になる「生理後症候群」についてはこちらの記事でまとめています。
恋人・友人・家族に話しておく
PMSで急に泣き出したり、イライラしたりしたときに、いちばん被害をこうむるのは身近な人たちです。
自分がPMSでどういう精神状態になるのか、そういうときはどうして欲しいのかを、事前に伝えておくことは大切なことだと思います。
あまり理解してもらえないから余計に辛いという方もいるかもしれませんが、言わないでおいて急に泣き出したり、イライラしたりするよりはマシかもしれません。
彼氏、友達、家族には、理由を伝えた上で、症状が出ている時期にはあまり会わないようにするなどの対策をとるのもおすすめです。
PMSサプリや薬を飲む
実は、意外と知られていませんが、PMSを改善するサプリや薬があるんです。
ほとんどのものが、1日1回飲むだけ。
なので、これが一番カンタンで、手っ取り早い方法です。
「泣くなんていう感情面にも効果あるの?」と疑問に思うかもしれませんが、
- 憂うつ
- わけもない不安感
- イライラ
といった精神面にも、ちゃんと効果があるんです。
生理痛にロキソニンがあるように、PMSには、専門のサプリや薬があることを、この機会にぜひ知ってください。
値段も高くないのでおすすめです!
詳しくはこちらの記事でまとめています。
PMSそのものを改善する
PMSの原因はホルモンバランスの乱れが大きいため、ホルモンバランスを整えてあげることで、泣くという症状からも解放されます。
ピルを使って、PMSを緩和するのがいちばん手っ取り早い方法ですが、サプリメントや食事療法などさまざまな改善方法があります。
婦人科を訪れて相談してみるといいでしょう。
ピルでのPMSの改善方法についてはこちらで詳しく書いています。
ただし、医師の診断、処方が必要なので、まずはサプリを試してみるのが気軽かもしれません。
あえて泣く
泣くという行為は、実はストレス発散にもなると言います。
PMSで泣きたくなったときに、ただただ我慢するのは、ストレスの素でもあります。
人前でわんわん泣くことはできませんが、トイレに行って少し泣いたり、一人で過ごしているときには悲しい結末の映画を見たり、本を読んだりして思い切り悲しい気分に浸ってみるのも手です。
以前、「涙活(るいかつ)」という感動する映画などを見るサークル活動があると聞いたことがあります。
そういった活動に参加してみるのも気分転換になるかもしれません。
PMSで泣きたくなるときは自分や周りのことなどをいろいろと考えてしまうことが多いので、自分以外のものに目を向けることは、自分が置かれている環境や自分に対するネガティブな感情から逃れるには効果てきめんです。
そして1度思い切り泣いてしまえば、すっきりして意外に物事を前向きに捉えられるようになります。
まとめ
- PMSの時期に泣きたくなると感じている人は珍しくない
- PMSで泣きたくなる人は性格には真面目・几帳面・負けず嫌いなどの特徴がある。
- PMSの時期に泣く症状を改善するには、PMSの時期を把握すること、あえて泣くこと、周囲に話しておくこと、PMSそのものを改善するなどいろいろな対策が立てられる
以上のことを理解し、PMSの時期に泣きたくなる自分と、上手く付き合っていきましょう。
ライター紹介
田中みか
田中みかと言います。20代後半の社会人です。
私は社会人になって特にPMSがひどくなり、今ではイライラや不安感、抑うつ感、涙もろくなるなど精神的な症状の他、乳房のはり、体のだるさ、下腹部の痛み、肌荒れなど身体的な症状も出ます。
しかも月経の2週間前から症状が出てくるので、月の半分強を不調な状態で過ごしている毎日です。
元気な時はもともと音楽が好きなこともあって最近はフェスにも行くようになりました。周りを気にせず思いっきり騒いで楽しむのが最近の楽しみです。
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