生理前やPMSになると、性欲なくなる&増えるのは、なぜ?
2017/08/17
こんにちは、田中みかです。
突然ですが、あなたは、PMS(月経前症候群)の症状があらわれる生理前、無性に、性欲が増すことってありませんか?
実は、わたしも、性欲が増すときと、全くそういう気持ちにならないときと、両方あります。
PMSの症状で、下腹部痛があるときは、とても性欲や、性行為のことなんて考えられません。
下腹部に刺激を与えたくなくて、「そっとしておいて!」となってしまいます。
わたしにも、いっぱしにお付き合いしている彼氏がいますが、PMSの症状がひどかった時期、性行為を断り続けていたものだから、いまやすっかり、セックスレス状態です。
PMSに悩んでいる方の中には、PMSが原因で、旦那様とセックスレスにおちいり、離婚にまで発展してしまうことがあるそうです。
PMSで彼氏と別れたり、離婚するなど、男女関係の破綻におちいるケースは、性欲減退や増幅だけの問題ではありません。
情緒不安定やイライラなど、精神面に症状が強くあらわれるPMDD(月経前不快気分障害)である場合もあります。
わたし自身、少し前まで、PMDDの症状が強く、彼氏にもかなり辛くあたっていました。
その上で、セックスレスな状態だったので、彼氏に辛くあたってしまったあとは、「別れを切り出されたらどうしよう!」「またやってしまった!」と自己嫌悪におちいりました。
そして、不安になってしまって、情緒不安定に拍車をかけていました。
今は、多少、PMDDの症状が落ち着いているので、以前のように、彼氏にあたり散らして自己嫌悪することも、だいぶ減りました。
その分は、多少ましになったのですが、セックスレス状態は、依然、変わりません。
というのも、わたしがそういう気持ちになれない、というのが大きいです。
パートナーのことを嫌いになったわけではないのに、性欲がわかない、それはそれで大問題。
PMSで、性欲が減ったり増したりするのは、いったいなぜなのでしょうか?
今回は、PMSと性欲についてまとめてみました。
目次(Contents)
PMSで性欲が減ったり増したりするのはなぜ?
性欲自体は、人間の三大欲求のうちの1つなので、誰でも持っているもの。
当然、女性にも性欲はあるものなので、PMSの症状に悩んでいる人ではなくても、性欲は変化します。
PMSじゃない人の場合は、どう変化していくのかというと、排卵日付近に、性欲が増すことが多いようです。
また、PMSで性欲が増す人とは逆に、生理前に性欲が落ち着いてくるそう。
排卵が起こるのは、生殖のためということを考えれば、排卵日付近に性欲が高まるというのは、体の本来の機能として、普通のことですよね。
では、排卵日付近や生理前になって、なぜ性欲が増すのでしょうか?
性欲の増減には男性ホルモンが関係している?
女性も男性ホルモンが分泌される
PMSと性欲の増減の関係についていうと、性欲の増減には、男性ホルモンが関わっているということがいえます。
「PMSなのに、男性ホルモンが関係あるの?」と思った方もいると思います。
それもそのはず、PMSと関係のあるホルモンといえば、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの2つが、まず思い浮かぶと思います。
しかし、人間の体に存在するホルモンは、この2種類だけではないんですよね。
そして、女性であっても、男性ホルモンが分泌されています。
これを聞いて、みなさんはどう思いましたか?
「女性なのに、男性ホルモンが出ているなんて!?」と驚いた方もいれば、「そのくらい、知っていたぞ」という方もいるかもしれません。
わたしはというと、性別に関係なく、性ホルモンが分泌されていないとしたら、性同一性障害などは起きないよなあと、今さらながら納得してしまいました。
男性ホルモン・テストステロンとは
性欲の増減に関わる男性ホルモンとは何なのか?というと、テストステロンというホルモンなのだそうです。
テストステロンは、性欲のほか、性衝動を引き起こす作用があるとのこと。
そして、このテストステロンは、排卵日付近になると、分泌量が増えるそう。
だからこそ、排卵日付近になると、性欲が高まることが多くなるようです。
女性でも、男性ホルモンのテストステロンが分泌されているといっても、その量はほんの少し。
男性ホルモンが、ドバドバ大量に分泌されるわけではないようなので、安心して大丈夫です。
PMSの症状がある人で、生理前に性欲が増すと感じている人は、生理前に、このテストステロンの分泌量が多くなっていると考えられます。
PMSは、ホルモンバランスの乱れによって起こるといわれているため、テストステロンも、エストロゲンやプロゲステロン同様に、分泌量のバランスが崩れてしまっているのかもしれません。
PMSの原因となるホルモンは、些細な生活の変化や、食事の質などに影響を受けて、すぐにバランスを崩してしまうものです。
ホルモン全般が、生活の変化や食生活に影響を受けるというのなら、テストステロンも例外ではないはず。
PMSの症状がひどい人が、テストステロンの分泌量が多くなったとしても、不思議なことではないのかな、と思えてきますね。
性欲が高まるのには精神不安定も関係している?
PMSの時期になると、男性ホルモンであるテストステロンの影響を受けて、性欲が高まるという話をしましたが、それ以外にも、原因が考えられるのだそうです。
冒頭でお話したとおり、PMSの時期は、イライラしたり、情緒不安定になりがちです。
そういうときは、落ち込みやすくなるもので、一人でいることに対して、孤独感を強く感じたり、寂しく感じたりします。
そうなると、その孤独感や寂しさを、人と触れ合うことで解消しようとするため、性衝動に駆られる人もいるとか。
ちょっと言葉が悪いかもしれませんが、これを聞いて、メンヘラ女子という言葉が浮かびました。
なんとなく、精神的に弱っている人は、人に依存しやすく、寂しくて、性衝動に駆られるイメージがあったので……。
これは、あくまでも、わたしの個人的なイメージなので、一般的な意見ではないです。
気分を悪くされた方がいたら、申し訳ないです。。
考え方によっては妊娠のチャンス?
PMSの症状に悩んでいる方の中にも、妊娠を希望されている方もいると思います。
妊娠できるかどうかは、性欲だけの問題ではないので、一概にはいえません。
しかし、排卵日からPMSの時期にかけて、性欲が増すということであれば、行為に及びやすいので、それだけ、妊娠のチャンスも増えるのではないでしょうか?
ただし、妊娠には、そもそも、排卵がきちんと起きているかが重要なので、不妊に悩んでいる方の場合は、病院で相談してみてくださいね。
性欲の増減が激しい時は病院へ
性欲の増減は、男性ホルモンのテストステロンの影響ですが、性欲増減で日常生活に異常が出るようであれば、病院で相談するのをおすすめします。
PMSの時期には、性欲の増減だけでなく、情緒不安定などの症状を感じている人も、けっして珍しくないと思います。
性欲の増減が激しいというのも、立派なPMSの症状なので、相談しにくいなどと思わずに、思い切って相談してみてください。
また、PMSサプリや薬を飲むという方法もあります。
生理痛の痛み止め位にロキソニンやバファリンがあるように、PMSにも改善薬があるのです。
値段もそれほど高くないので、ひとつ試してみてもいいと思います。
頭痛、胸の張りのような肉体的な面だけでなく、イライラ、不安、むやみに泣きたくなるといったメンタルな症状にも効果があります。
関連記事 おすすめのPMSサプリや薬PMSで性欲減退・セックスレスに陥った時
PMSの時期に、性欲が減退するという人の場合は、テストステロンの分泌量が、通常より少なくなって、性欲が減退するということになります。
正直、PMSの時に性欲が増すというのであれば、情緒不安定だったとしても恋人同士のスキンシップは取れるので、大きな関係の悪化にはならないと思うのですが、皆さんはどう思いますか?
それよりも深刻なのが、PMSによって、性欲が減退して、さらに情緒不安定という状態。
この場合は、スキンシップどころか、日常のコミュニケーションさえも滞ってしまうので、人間関係の悪化を招くのは、時間の問題です。
いくら、優しい旦那様や彼氏だったとしても、毎月同じようなことを繰り返していたら、長くお付き合いすることは、むずかしいのではないかと思います。
わたしの場合は、長く続いている、単なるレアケースかと。。。
PMSで情緒不安定・性欲減退した場合の対策
性欲の増減なんて、他人には見えませんし、それは、大切な旦那様や彼氏にだって同じこと。
せっかくよいムードになっても、乗り気になれないなんてこともあると思うんです。
その場合、PMSの衝動に流されるまま、「嫌だ、したくない…」と断り続けていたら、セックスレスになるのも当然です。
わたしがいうのもなんですが、生理前にそういう気持ちになれないのであれば、正直に伝えてみるほうがよいと思うんです。
PMSのことを、異性のパートナーに、完全に理解してもらうというのは、むずかしいことです。
しかし、伝えなければ、なにも始まりません。
PMSの時期は、性欲が減退することがあること、下腹部痛などがあって、性行為に負担を感じることなど、恥ずかしがらずに説明してみましょう。
情緒不安定になるということも伝えておくと、安心感が違います。
完全な理解が得られなくても、PMSの症状が出ている時期は、デートを控える、早めに帰るなど、対策は立てやすくなると思います。
また、先ほど書いたPMSサプリを飲む方法もあります。さまざまな症状に効果があるので、おすすめです。
関連記事 PMSサプリについてまとめてみましたまとめ
- PMSの時期、性欲が増したり減ったりするのは男性ホルモンであるテストステロンの影響が考えられる。
- テストステロンは性欲や性衝動に影響を与え、テストステロンの分泌量が多いと性欲が高まる。
- ホルモンバランスは生活習慣の変化や食生活の変化で簡単に崩れてしまい、テストステロンも例外ではないと思われる。
- 生理前に性欲が増す場合は、テストステロンだけでなく、情緒不安定による人恋しさで性衝動に駆られる人もいる。
- 性欲の増減があまりにも激しいようであれば、病院・婦人科で相談してみるのがおすすめ。
関連記事 PMSの時イライラしやすいことを彼氏に伝えた方がいい?