PMSが原因で、仕事にミスや支障が出る。欠勤や休むなどタイプ別対策
2017/08/17
こんにちは、田中みかです。
あなたは、PMS(月経前症候群)がツラくて、仕事にミスや、支障が出たことはありませんか?
生理前になると、自分ではコントロールしきれないほどのイライラや憂鬱感、だるさ、眠気などの不調があらわれるPMS(月経前症候群)。
あらわれる症状の種類や、重さに個人差が大きいため、同じPMSに悩む女性同士でも、完全に理解しあうことができない、難しいものです。
PMSの症状がひどいと、人間関係に影響を及ぼすことも少なくありません。
それが家族だったら、まだ理解を得られるかもしれません。改善に協力してくれるかもしれません。
しかし、仕事ではどうでしょうか?
上司、PMSのことを知らない男性社員、同僚の女子……。果たして、理解を得られるでしょうか。
「体調が悪い。憂鬱。つらい……」と思っても、仕事の場では我慢しなければいけない。残念ながら、それが現実です。
ですが、自分でも、感情やカラダを完全にコントロールすることが難しいわけですから、頭ではわかっていても、行動がついていかないこともあるわけです。
その結果、PMSで仕事に支障が出てしまうことも、決して少なくありません。
仕事にミスや問題が起こるくらいなら、休んだり、欠勤するほうがよい気もします。
そこで、今回は、PMSがひどい人のために、仕事の対策をまとめてみました。
PMSで仕事に支障が出るケース
タイプ1:PMSで、仕事を欠勤することが続いてしまう
誰だって、仕事にはある程度の責任感をもってのぞむと思います。無責任な仕事をしたい、と考えている人もいないはずです。
「仕事を休むのは悪いことである」という刷り込みが、日本人には少なからずある、とわたしは考えています。
欧米諸国では、仕事に対するスタンスが、もっと自由ですよね。
会社や、何かしらの団体に属して仕事をするからには、仕事に支障が出ないように出勤することも、責任のひとつです。
しかし、PMSの症状で苦しむことで、仕事の精度が下がってしまうなど、仕事が効率よく進められないケースも出てきます。
自分の意思に反して、出勤できないことが続き、職場で気まずい思いをする方も少なくありません。
上司に理解が得られなくてもつらい状況になりますが、得られたとしても、迷惑をかけているという罪悪感は、簡単には消えず、自分自身を精神的に追い詰めてしまうこともあります。
それによって、余計に症状が重くなり仕事に出られなくなる、という悪循環に陥ることも珍しくないです。
生理休暇という制度が、労働基準法で定められているとはいえ、その権利を当然の権利として使える環境が整っていない社風のある企業のほうが多いのです。
特に中小企業やベンチャー企業は、生理休暇を取りづらいです。
PMSによる不調だけでなく、職場環境の悪化が原因で、仕事を辞めざるを得ないということもあり得ます。
対策:PMSの時は無理せず、決断もさける
ただ、PMSの症状が出ているときは、冷静な判断ができる状態ではないことがままあるので、症状が出ているときは、退職などの決断をするのは避けましょう。
その場の感情で、生活にかかわる決断をしてしまうと、あとあと後悔することも珍しくないからです。
PMSの症状が出ていないときに、次のことについて考えていきましょう。
- PMSのことについて会社に相談する
- 今後について改めて考えてみる
- PMSとうまく付き合っていく方法
- PMSそのものを改善すること
なお、PMSそのものを改善する方法として、PMSサプリや薬があります。
PMSサプリや薬は、憂うつ、不安感、イライラといった精神的な症状への改善効果、さらには眠い、だるい、胸が痛い、腹痛といった身体的な症状への効果もあるので、仕事に支障が出る人は、ぜひ試してみてください。
関連記事 おすすめPMSサプリはこれ!タイプ2:眠すぎて仕事に支障が出る
PMSの症状で、眠気が強くなる、または生理中に眠気が強いというタイプ。
これは、月経過眠症と呼ばれることもあります。
- たくさん寝ているのに、昼間も眠い
- 逆に、夜眠ることができないために昼間が眠い
という2つのケースがあります。
いずれにしても、日中に強い眠気に襲われて、仕事に支障が出ます。
「日中、眠い」だなんて、甘いといわれてしまいそうですが、女性ホルモンプロゲステロンは、睡眠薬と同等の働きをすることがあるそうです。
睡眠薬を飲んだら、普通に起きていようと思っても、できないのが当然ですよね。
この作用は、妊娠中の体を守る、という重要な役割をもっています。
妊娠していない状態なのに眠気が強くなるのは、非常に迷惑な話ですが、体がそういう仕組みになっているので、仕方がありません。
対策:眠気との闘いは生活を整えることから
眠気対策として、生活リズムを整えるのは大前提で、睡眠の質を高める、朝はしっかり朝日を浴びて目を覚ます、運動をするなどつきやすくする工夫をするなどがあります。
また、日中に眠気覚ましにカフェインを摂取したり、午後3時以降に昼寝をしたりといったことは、夜眠れなくなる原因の一つなので避けるようにしましょう。
- 生活リズムを整える
- 睡眠の質を高める
- しっかり朝日を浴びて、目を覚ます
- 運動する
タイプ3:集中できない、考えがまとまらない、ミスが増える
PMSが原因で、集中力、思考力が低下する、結果としてミスが増えてしまうという負の連鎖に悩んでいる人は多いです。
人間は誰でも、間違いを犯すものだとはいうものの、ミスが多くても許されるというわけではありません。
ミスが増えてしまうと、精神的に落ち込む原因にもなりますし、自分自身の評価にも影響を与えるため、決して笑いごとではないですよね。
仕事では、個人のミスを前提に、話が進みません。
ミスをしていないことが前提で進んでいくので、重大な仕事を任されている人ほど、ストレスやプレッシャーもかかるし、ミスしたときの影響も大きくなってしまうので、難しい問題になってきます。
おまけに、チームリーダーのように、役職や立場がある人の場合、周囲に相談すると、「PMSだから」という理由で、割り振られる仕事の重要度や、案件量が変わってしまうことがありますよね。
最悪、昇進や昇給にも関わってくるのではないか、と思うと簡単に相談できない悩みもあるようです。
対策:ミスを自分でフォローできるように工夫しよう、周囲に協力を求めよう
とはいえ、自分自身の集中力や思考力なんて、どうやってコントロールすればよいのかわかりませんし、「そんなことできるのか?」という気持ちですよね。
集中できない、考えがまとらない、ミスしやすい時期がわかっているということが幸いだと思って、対策を練っておくことが大切です。
自分自身でミスをフォローできるように、仕事の仕方を工夫するほか、周りにフォローを頼めるのであれば、思いきって相談しておきましょう。
また、先ほどちらっと紹介したPMSサプリも効果的ですので、ぜひ試してみてください。
生理痛にロキソニンがあるなら、PMSもちゃんとサプリや薬で改善していきましょう!
関連記事 PMSサプリについて、まとめましたまとめ
- PMSが原因で仕事を休んだり、ミスが増えたり、眠くなったりすることで仕事に支障が出るのは珍しくない
- PMSであるという自覚を持ち、対策を練っておくことが大切
- 仕事のことを第一優先にするのも大切ですが、まずは健康な体あってこそなので、体調を整えるための配慮は必要