PMS改善日記

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PMS治療と低用量ピルについて~種類、効果、副作用、費用~

      2017/06/23

低用量ピル_PMS_低用量ピルを処方
 
こんにちは、田中みかです。

あなたは、PMS(月経前症候群)の症状を抑えるのに、低用量ピルを使おうと思ったことはありませんか?

でも、その効果や、値段(保険適用されるか)が気になりますよね。

また、ピルを服用すると太るとか、かえってPMSが悪化するというウワサも聞いたりして、不安もあると思います。

PMSの治療には、よくピルが用いられており、PMS治療の目的で、婦人科を受診した際には、薬として処方されるのが一般的です。

ピルの中でも、PMSの治療には低用量ピルが使用されます。

実は、わたしも、ずっとPMSに悩まされているので、低用量ピルを処方してもらったことがあります。

そこで、その経験をいかして、今回は、PMS治療と低用量ピルの種類、効果、副作用、値段などについて、詳しくまとめてみました。
 

低用量ピルとは

ホルモン剤であるピルの中でも、卵胞ホルモンが含まれる量が少ないものをいいます。
 

ピルのホルモン含有量による区分

高用量ピル・・・50マイクログラム以上

中用量ピル・・・50マイクログラム

低用量ピル・・・30~40マイクログラム

超低用量ピルは、30マイクログラム以下です。

現在、PMSの治療に使用されている低用量ピルは、1999年に認可され、避妊薬として使用されるようになりました。

それまでは、高・中用量ピルが一般的で、ホルモン含有量が多い分、副作用が強く出やすいもので、女性の体にかかる負担は、小さくなかったようです。

その副作用軽減のために開発されたのが、低用量ピルであり、2008年には超低用量ピルも認可され、副作用が少なく、安心して服用できるものが増えてきています。

 
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低用量ピル・世代・相性

低用量ピルにも種類があり、世代と相性(そうせい)で、分類がされています。

それぞれ、効果の特徴が異なるので、自分の症状に適切なものを選ぶ必要があります。
 
低用量ピル_pms_世代・相性・種類
 
※画像の(保険)は、症状によって保険適用になるもの、(G)はジェネリック医薬品です。
 

低用量ピル・世代

低用量ピルは、錠剤に含まれる黄体ホルモンの種類と、開発された年代によって、第1世代~第4世代に分類されます。
 

【第1世代】

特徴・メリット

経血量が減少、PMSの改善、月経困難症、子宮内膜症の治療効果が高い。
 

リスク・デメリット

不正出血の頻度が、若干高い。

PMSの改善効果が高いのは嬉しいですが、不正出血は恐いので、考えものですね……。
 

【第2世代】

特徴・メリット

第2世代3相性ピルは、日本で一番普及しているタイプ。

他のピルと比べると、不正出血の頻度が少なく、休薬・偽薬(プラセボ)期間に生理が起こりやすく、生理周期が安定しやすいのが特徴。
 

リスク・デメリット

ニキビができやすい、体重増加、体毛が濃くなる傾向がある。

PMSのニキビで悩んでいる人にとっては、あまり合っていないかも……。
 

【第3世代】

特徴・メリット

大人ニキビの緩和や、多毛症に効果が期待でき、他のピルは、効果が表れるのに3か月程度かかるのに対して、1か月ほどで、効果が期待できる。
 

リスク・デメリット

ピルを飲むと太るという噂は聞いたことがあると思います。

そのほか、長期使用により、抑うつ感や、性欲低下の副作用が見られることがある。

PMSよりも、PMDDの傾向が強い人には向かないタイプです。
 

【第4世代】

特徴・メリット

超低用量ピル。月経困難症や子宮内膜症に効果が高く、むくみにくい。

錠剤が成分入り24錠、偽薬4錠で1シート。
 

リスク・デメリット

血栓症の発症リスクが、他の低用量ピルに比べて高い。避妊効果がない。

ヤーズは超低用量ピルです。

血栓症の発症リスクについては、病院でよく話を聞いてみましょう。
 

低用量ピル・相性(そうせい)

低用量ピルは、1シートの錠剤の種類数によって、1相性ピル、2相性ピル、3相性ピルという分類がされています。

2相性ピルは、種類が少ないようで、1相性か、3相性が一般的です。

錠剤に含まれるホルモンの量に違いがあり、それぞれの錠剤が何種類入っているのかによって分けられています。
 

【1相性ピル】

1相性ピルは、1種類の錠剤で1シートが構成されており、毎日、同じ量のホルモンを摂取することになります。

そのため、飲み始めのタイミングなどの管理が、比較的しやすいのが特徴です。
 

【3相性ピル】

3相性ピルの場合は、3種類の錠剤で1シートが構成されており、本来の女性ホルモンのサイクルに近いバランスで、女性ホルモンを摂取することができます。

飲み始めのタイミングや、飲み忘れたときの再開時に、どこから飲むのか、間違えないように注意する必要があります。

結果的に、3相性ピルの方が、ホルモンの総量が少なく済むため、副作用が少ない、安全性の高いピルだといわれているそうです。
 

低用量ピルの効果・副作用

低用量ピルの効果

低用量ピルは、本来は避妊薬ですが、PMS治療や、女性の悩みを改善してくれる効果もあります。

低用量ピルは、下記の3つの効果もあります。
 

低用量ピルの効果
  • PMS症状の緩和
  • 生理痛の緩和
  • 生理不順の改善
 

低用量ピルは、生理が28日周期で来るようになるというメリットもあります。

これは、低用量ピルが、28日周期を基本として、1シートになっているからです。

よって、生理不順の改善という効果も期待できます。

ただし、まれに、経血が出なくなくこともあるらしいです。

最近では、避妊効果がなく、月経困難症や、子宮内膜症の治療目的に開発された超低用量ピルもあります。
 

低用量ピルの副作用

低用量ピルを服用すると、妊娠したのと近い状態になります。

個人差がありますが、ホルモンバランスが乱れて、つわりと同じような、吐き気やだるさ、頭痛、乳房の張りなどの症状が出ることがあるそうです。

早くて、1~2週間で症状がなくなるそうですが、長いと、半年ほど症状が続くこともあります。
 

低用量ピルの費用

低用量ピルは保険適用外?

低用量ピルが保険適用になるかどうかは、使用目的と、低用量ピルの種類によって変わります。

生理痛の軽減や、月経困難症の治療目的で処方される場合は、保険適用になるようですが、避妊目的での処方は、適用になりません。

PMS治療については、保険適用になる場合もあるそうですが、受診する婦人科に、事前に問い合わせてみてください。

保険適用で、低用量ピルを購入した場合、2000円~3000円程度での購入が可能です。
 

低用量ピルを服用してはいけない人

低用量ピルの服用は、PMSの改善以外のメリットも多く見られるので、試したいと考える人は多いと思います。

しかし、人によっては、PMS治療に、ピルを使用することができない場合もあります。
 

PMS治療に、低用量ピルを服用することができない例
  • 乳がん、子宮がん、子宮筋腫等の疑いがある人
  • 高血圧・糖尿病・肝障害のある人
  • 喫煙者(血栓症や心筋梗塞のリスクを高める)
  • 妊娠中の人
 

上記の場合は、低用量ピルを服用することができません。

実は、通販などを利用して、低用量ピルを購入する方法もあります。

しかし、自身の健康状態や、リスクを把握せずに服用すると、かえって、健康を害するリスクが大きくなります。

かならず、婦人科など、病院を受診して購入することをおすすめします。
 

まとめ

  • 低用量ピルの種類は、豊富で特徴も様々。症状や、体質に合わせて選ぶことが可能。
  • PMS治療での保険適用の有無は、絶対ではない。ジェネリック医薬品もあり、安価で手に入れやすくなってきた。
  • 人によっては、低用量ピルを、PMS治療に用いることができない場合もある。

 
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 - PMSと生理痛 by 田中みか