PMS改善日記

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私はどっち?PMSとうつの違いは?~違い・特徴・治療法~

      2017/12/04

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こんにちは、田中みかです。

突然ですが、あなたは、自分のPMS(月経前症候群)の症状が、もしかしたら、うつの症状かもしれないと悩んでいませんか?

PMSは、多くの女性が経験している、女性特有の症状です。

実は、わたしも、以前から、PMSの症状に悩まされている一人です。

でも、ときどき、「この症状は、もしかしたら、うつなのかも……」と思ってしまうことがあります。

そこで、今回は、PMSとうつの違いについて、詳しくまとめてみました。

 

PMSと思っている症状はPMDDかも

私事で恐縮ですが、少し前に、PMSの症状が悪化したのか、精神的に、すごく不安定になったことがありました。

毎日、泣きだしそうな気持ちを我慢しながら、仕事に行き、耐えきれず、トイレで泣いていたこともありました。

生理が始まっても、しばらく、その症状が続いていたため、PMSではなく、うつ病なんじゃないかと、心配になったほどです。

PMSの症状のうち、イライラや情緒不安定になるのは、代表的な症状の一つです。

しかし、うつ状態になる症状が強く出る場合は、PMDD(=月経前不快気分症候群)の疑いがあります。

関連記事 PMSで精神的な症状が強く出る人はPMDD(月経前不快気分障害)の可能性も

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PMDD・PMSで感じる「うつ」の特徴

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PMSは、ほとんどの女性が経験している、身体的な症状でありますが、PMDDの症状に悩む人は、月経のある女性のうち、5パーセントにしか満たないそうです。

そのため、男性はおろか、女性にも理解されにくい現状があります。

約1カ月の月経サイクルのうち、14日ほど前から生理前にかけて、症状が強くなるという点は、PMSもPMDDも同じです。

PMDDには、以下の特徴があります。

PMDDの特徴
  • 強い抑うつ感
  • 過度の自己否定感に駆られる
  • 無気力、集中力が低下する
  • 緊張感
  • 絶望感
  • 強い怒りを感じたり、感情のセーブが出来なくなる
  • 自殺願望
  • 性欲減退・過剰
  • 対人関係・仕事・日常生活に支障がきたすほど強い症状が表れる
  • 生理が始まって2,3日以内には気持ちが落ち着く
これらに加えて、PMSで感じる頭痛や、下腹部痛などの身体的な症状も、同じように起こります。

しかも、PMDDの方が、身体的な症状も、重い傾向にあるといわれています。

「病は気から」というように、気持ちが沈んでいると、余計に症状が重く感じるというのは、あるかもしれません。

「日常生活に支障があるほどの、強い症状を感じる」というのが最たる特徴です。

毎月、そのような症状に襲われるため、周囲との関係悪化や、居心地の悪さ、自責の念・後悔にさいなまれ、抑うつ感が悪化することもあります。

家庭内では、離婚など、関係破綻の原因になるほどです。

また、生理が始まると、嘘のように症状が治まる、というのも特徴です。

PMDD・PMSで感じる「うつ」の原因

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PMDDは、女性ホルモンの分泌量が変化することによって起こります。

抑うつ感など、精神面に症状を感じるのは、女性ホルモンが、セロトニンの分泌にも影響するからです。

PMS・PMDDの症状は、ホルモンバランスの乱れによって起こります。

プロゲステロンの作用によって、セロトニン分泌を低下するという説と、プロゲステロンが減少することによって、セロトニン分泌量が低下するという説と、両方があるそうです。

「女性らしさを作るホルモン」といわれているエストロゲンも、過剰に分泌されると、PMS・PMDD症状を悪化させ、乳がんや子宮がんの原因になるといわれています。

そのため、とにもかくにも、PMS・PMDDの症状を改善するには、自分にとって、適切なホルモンのバランスを保つことが大切だと考えられます。

PMDD・PMSで感じる「うつ」の治療

PMDD・PMSで感じる抑うつ感の治療に使われる薬は、以下の2つが一般的です。

  • 低用量ピル
  • 精神薬

PMS・PMDDの症状で、頭痛などの痛みを感じる場合には、それを抑えるための鎮痛剤も用いられます。

低用量ピルは、PMS・PMDDの症状を、ピルを使って、ホルモンバランスの変化を穏やかにすることで、改善します。

精神的な症状が強い特徴があるPMDDの治療に関しては、抗うつ剤、抗不安薬、睡眠薬などの薬を使用して、症状を改善していきます。

薬以外では、ビタミンやミネラルなどの、不足した栄養素を補うことで症状を改善していく栄養療法、漢方薬を使用した治療法などがあります。

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うつの特徴

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うつ病の症状には、以下のような特徴があります。

うつ病の症状の特徴
  • 症状の重さが朝>夜
  • 抑うつ感
  • 無力感
  • 寂寥感
  • 自己否定感
  • イライラ
  • 焦燥感
  • 無感動
  • 自殺願望
  • 無気力
  • 集中力低下
  • 決断・判断力の低下
  • 考えがまとまらず、頭がもやもや
  • 眠れない・寝つきが悪い
  • 疲れ・だるさを感じる
  • 食欲がわかない
  • 肩こり・首こり
  • 腹痛・胃痛
  • 下痢・便秘・頻尿
  • 性欲減退
桃色文字は、PMS・PMDDでも現れるものです。

PMS・PMDDで現れる症状と似ているものも、多くありますが、一番上のように、1日の中で、症状の重さに変化が表れるのが、うつ病の特徴です。

また、精神的な症状は現れずに、身体的な症状だけが現れるうつ病もあるそうです。

このようなうつ病を、「仮面うつ」といいます。

うつの原因

 

うつ病は、脳内の神経伝達物質が不足し、正常に働かない状態になっていることと、ストレスや遺伝・育った環境・生活環境・身体的な疲労や病気など、さまざまな要因が積み重なった結果として、発病につながります。

考えられる環境の要因は、以下のようなものがあります。

うつ病を発病する環境要因
  • 幼少期の体験
  • 身近な人の死亡
  • ライフイベント・生活環境の変化
  • 身の周りでのトラブル(職場・家庭など人間関係)
これらの環境要因に加えて、以下のような身体的要因も考えられます。

うつ病を発病する身体的要因
  • 肉体疲労
  • 感染症・甲状腺異常などの病気
  • ホルモンバランスの変化(生理前・妊娠・出産・更年期など)
  • 薬の服用
さらに、これらの要因にともなって生じる精神的なストレスも、うつを発病する原因の1つです。

うつの治療

うつ病は、脳内の神経伝達物質であるセロトニンや、ノルアドレナリンが不足してしまい、感情や気分、意欲などのコントロールが、上手くできなくなっている状態です。

うつ病には、以下のような治療法があります。

うつ病の治療法
  • 休むこと(休職など)
  • 薬を飲むこと(抗うつ剤などの精神薬)
  • 精神療法(考え方を見直し、認知のゆがみを改善する)
うつ病の治療では、これらを並行して行います。

精神薬については、薬物依存に陥る危険もあり、必ず、医師の判断に従って、服用するようにしてください。

副作用も強いため、不安感などの情緒不安定が悪化したり、薬を止めるタイミングで、不調が表れたりすることもあるので、本当に必要かどうか、よく判断して使用するようにしましょう。

PMS(PMDD)とうつの違い:まとめ

  • 生理が始まって症状が治まったら、PMDD・PMSでの抑うつ感、治まらなければうつの可能性が高い
  • 朝は症状が重いが夜になると軽くなってくる場合はうつの可能性が高い
  • セロトニンが関係する点はPMDD・PMSでの抑うつ感とうつの共通項

 - PMSと生理痛 by 田中みか