PMSと低血糖、空腹時に手が震えたりめまいがしたら要注意
2017/08/17
こんにちは、田中みかです。
あなたは突然、震えや、めまいが起きて、びっくりしたことはありませんか?
先日、わたしは自宅で朝食をとることができないことがあり、とりあえずコンビニで朝バナナというゼリー飲料(ゼリーというよりはヨーグルト?)を買って、職場で飲むことにしました。
当然、飲んだ直後に空腹感はありませんでしたが、1、2時間したらお腹がすいてしまい、昼休憩前にお腹がグーグー鳴るちょっと恥ずかしい状態に……。
とはいえ、空腹を紛らわせるようなものは持っていないし、お腹の音をごまかしつつひたすら我慢。
そんな状態のまま、昼休憩の30分ほど前になり、ふと手足の熱が引いていて手足の力が入らない、かつ手が軽く震えていることに気が付きました。
昼休憩の時間になっても椅子から立ち上がることができずしばらく動けなかったため、10分~15分は座ったままだったような気がします。
空腹で手が震えるのは低血糖状態!?
この空腹と手の震えという症状は、低血糖状態で起こることが多いようです。実際、似たような症状で悩んでいる人は、たくさんいます。
その時、わたしは、無意識に甘いものを摂らなければと思い、社内の自販機でぶどうジュースを買って、なんとか元の調子に戻りました。
このとき怖い思いをしたので、今回は、空腹時に起こる低血糖についてと、それに関係するPMSについてまとめたいと思います。
空腹で起こる低血糖は健康診断では分からない!?
機能性低血糖
「低血糖」といってもこの場合は、ただ単に健康診断などでいわれる「慢性的に血糖値が低い」ことを指すのではありません。
血糖値が急激に上がったり下がったりして、安定した血糖値が保てない状態で起こった低血糖を指します。これを機能性低血糖と言うそうです。
反応性低血糖症
PMS(月経前症候群・生理前症候群)の症状がある人は、反応性低血糖症に当てはまる人が多いそうで、食事のあとに急激に血糖値が上がり、その後、急激に下がる時に分泌されるさまざまなホルモンの影響で、イライラや鬱などの精神的症状を引き起こすそうです。
甘いものが食べたいからと言ってやみくもに甘いものを食べると、PMSや低血糖の症状を悪化させてしまうそうなので、生理前は特にチョコレートなどの甘いものはなるべく避けた方が良いそうです。
無反応性低血糖症
今回のケースとはこの反応性低血糖とは別に、「糖分を摂取しても血糖値が上がらない」というタイプの低血糖症もあるようです。
低血糖の症状について
低血糖症の症状はイライラしたり、暴力的になったり、情緒不安定、憂鬱感などのPMSの精神的症状としてよくあげられるもののほかに、意識がなくなったり、血糖値が低くなりすぎたりするなどがあります。最悪の場合死に至ることもあるそうです。
低血糖とPMS
思い返してみると、私のその症状が起こったのは、ちょうど生理前のタイミングで、まさにPMSの症状が現れ始めるところでした。
生理前はお腹が空きやすくなるという自覚はあったのですが、低血糖との関係については当然知らず……。
後から調べてわかったのはこの低血糖はPMSとの関わりが深いということ。
低血糖症とPMSの症状が両方が出る人もいるそうで、症状そのものを見比べるとPMSの精神的症状にとてもよく似ていました。
生理前は特に低血糖状態に陥りやすい?
生理前は食欲が増したり、甘いものがほしくなったりすることがあると思います。
そういうときにお菓子や糖分の摂り過ぎで急激に血糖値が上昇し、大量に分泌されたインシュリンによって血糖値が下がるため低血糖状態に陥ることは珍しくないようです。
もともと生理前にPMSの症状が出る時期は、プロゲステロンの影響でインシュリンの効果が抑制されます。
その結果、血糖値を下げるのに多量なインシュリンが必要になり、低血糖状態に陥りやすく、その影響で甘いものが食べたくなるそうです。甘いものを食べすぎると太るから困りますよね。
そこで、おすすめなのが、PMSサプリ。ホルモンバランスを整える効果のある成分が含まれており、PMSの諸症状を改善してくれます。
しかも、体の不調だけでなく、イライラや不安感、憂うつなど精神的な不調にも効果があるので、PMSに悩んだことある人は、値段も高くないので、一度試してみてください。
関連記事 PMSサプリについて詳しくまとめました甘いものを食べたい場合はどうすればいいの?
どうしても甘いものが我慢できない場合は、GI値の低いブラックチョコレートやココアにするなど工夫するのがおすすめです。
ブラックチョコレートはコンビニでも手軽に買えるようになっていますし、カカオの含有量を売りにしているものも多いので手に取りやすいと思います。ただ砂糖が多く含まれているものはニキビの原因になるため、食べ過ぎには注意しましょう。
ちなみに、ココアは体を温めてくれるので、生理痛の緩和に効果的だそうです。PMSの時期にココアを飲むことで低血糖の症状も緩和できたらよいですね。
生理痛とココアについてはこちらにも書いています。
【関連記事】生理痛にココアが効くってホント?ココアの健康効果について
血糖値に影響を与えるGI値とは!?
GI値とは、食べ物を摂取したあとの血糖値が上がる度合いを示すもので、その食べ物の糖質が接種後2時間でどのくらい吸収されるのかを示した数値のことです。
つまり、GI値が高いものは血糖値の高低差が激しいため、低血糖状態に陥りやすいです。
逆に、GI値が低いものは、血糖値の上昇が緩やかなので急激に血糖値が下がることもないといえます。
これがPMSのときは、GI値の低いものを選んで食べる方がよいと言われる理由です。
できるなら、ごはんやジャガイモなどの炭水化物も血糖値を上げやすいものなので、控えたほうがよいです。
(じゃがいものコンソメ炒め)
(チーズ入りハッシュドポテト)
まとめ
- 空腹で手が震える、足に力が入らないなどの症状があるときは低血糖状態に陥っている可能性がある
- PMSのときは特に低血糖状態に陥りやすい傾向がある
- PMSと低血糖両方が起こる人は多い
- PMSで甘いものが食べたくなったらGI値の低いものを選び血糖値の高低差を緩やかにしてあげることが低血糖状態にならないためのカギ
私はこのときのように、手が震えて立ち上がれないなどの低血糖の症状が現れることは滅多にありません。ですが、朝ごはんを食べたのにお昼前にお腹が空いてしまうことは割と頻繁に起こります。生理前だと特にです。
これは朝ごはんを食べるときに、水分をしっかり摂ることで空腹を感じにくくすることができるそうです!