これって正常?生理の時に出る血の色は何色がいいの?
2018/09/05
こんにちは、田中みかです!
突然ですが、あなたの生理の血の色って、どんな色ですか?
経血の色については個人差があり、赤・茶色・ピンク・黒など数種類の色があげられ、同じ人でも生理の経過日数によって変わっていくことがほとんどです。
ちなみに私の場合、最初に茶色の経血が出て赤色に変わり、茶色に戻るというパターンが多いです。
ですが、この経血の色については、他の人と見せ合ったり話し合ったりする機会はまずないので、自分の経血の色が正常なのかいまいち自信がありません。
きっとみなさんも同じなのではないでしょうか?
そこで、今回の記事では、生理の時に出る経血の色について、疑問を解消したいと思います。
経血の色、何色がいいの?
排卵しても妊娠しない場合は、肥大した子宮内膜は不要になるため、体の外に出されます。
この現象を、生理や月経と呼びます。
そして、剥がれた子宮内膜と血液が混じったものが経血、すなわち生理の血です。
それでは、生理の時に排出されるこの血の色は、何色であれば、問題ないと言えるのでしょうか?一般的には経血の色は「くすんだ赤色」だと言われています。
怪我をした時に血が出ることがありますが、その時に出るのは鮮やかな赤色の血です。
そのような血液とは異なり、経血は子宮内膜も混じっているせいか、通常の血液と比べると色がくすんだように見えるようです。
タイミングによっても、経血の色は違う?
生理で排出される経血は、時間の経過によって色が変化する場合もあります。
ここでは、経血の色がどのように変化していくか見てみましょう。
生理開始直後
生理開始直後に出る血の色は、茶色であることも多いようです。
これは、前回の生理で、経血が完全に体外に排出されずに酸化して茶色になったものだったり、オリモノや皮脂と混じった状態で出てくるためです。
私も生理が始まるときは、たいてい茶色っぽい色からです。
至急の働きが弱っている場合も?
生理開始直後の茶色の経血は、健康上は問題ない場合がほとんどのようです。
しかし、前回の生理で経血を出し切れなかったのだとしたら、子宮の働きが弱まっている可能性が考えられます。
- 生理の大敵である体の冷え
- PMS悪化を招くストレス・脂っぽい食事
などは、子宮の働きを弱める原因にもなるようです。
心当たりのある方は、体を温めるなど子宮の働きを高める工夫をしてみましょう。
生理中日
経血の色は、くすんだ赤色が一般的な色です。
人によっては鮮血に似た赤色の場合もあります。
経血の量が一番増えるのもこのころです。
血の塊が出るんだけど……
レバーのような塊が出ることもありますが、数ミリ~1センチ程度の大きさのものなら問題ないと言われています。
私も生理の中日は特にそういった血の塊が出ることがあるので、少し不安になる気持ちはすごくわかります。
ただずっと塊が出続けたり、特別大きな血の塊が出ない限りは深刻にとらえすぎる必要はないようです。
大きな血の塊が出る場合は、要注意
とはいえ、あまりにも毎回大きな血の塊が出るような場合は、
- 子宮筋腫
- 子宮内膜症
- 子宮内膜ポリープ
などの病気が潜んでいる場合がありますので、早めに婦人科を受診することをおすすめします。
生理終わりごろ
生理終わりごろとは6日、7日目あたりのことです。
生理が終わりごろになると、再び茶色の経血が排出されます。
これは生理開始直後と似ていて経血が空気に触れ、酸化した状態で排出されるからです。
黒っぽい色の血の時もあります。
私も生理終わりごろはいつも茶色や黒っぽい色をした経血が出ます。
サラサラしたものではなく粘度の高い極少量の塊が出ることが多いです。
生理後期に真っ赤な血が出たら注意
このころはむしろ、鮮血のように真っ赤な血が出る方が問題だと考えられています。
生理終わりごろに茶色っぽい血が出るのは経血が酸化したからですが、それは一度血が出て時間が経ったものだという証拠です。
鮮血というのは出たばかりの新しい血ということですから、生理期間中、ずっと出血が起こっていた可能性があります。
毎回、生理期間中に鮮血が出続ける場合、病気の可能性もあるので病院で診てもらいましょう。
要注意な経血の色
ここでは、生理の時期とは別に、経血の色と体の調子についてまとめます。
ピンク・朱色・薄い赤色
冒頭でも述べたように、正常の経血の色は赤黒い色なのです。
しかし、人によっては薄い赤色でピンクや朱色っぽく見えるという人もいます。
また経血の量が、全日を通して少なかったり、生理が長引く場合には、無排卵月経の可能性もあるそうです。
生理がない月があるのも特徴のひとつとなります。
黒色
経血が黒いというのは、一般的には生理の終わりごろに見られる症状です。
ただ、
- 生理以外の日に黒い血が出る
- 生理が長引く
- 発熱を伴う
などの症状が併発していれば、
- 女性器のがん(子宮がん・卵巣がんなど)
- 子宮筋腫
- 子宮内膜症
などの病気の可能性も考えられますので、婦人科を受診することをおすすめします。
生理以外のタイミングで出る出血
生理以外のタイミングでも出血することがあります。代表的なのは次の3つ。
- 不正出血
- 排卵出血
- 着床出血
不正出血
生理以外の出血で、一番怖いのが「不正出血」です。
色は鮮血の場合が多く、通常の血液に似ており、ドロドロした経血とは異なります。
病気の可能性は……?
不正出血は、
- ガン
- 子宮筋腫
- 子宮内膜症
- クラミジア感染症
などの病気の可能性も考えられます。
大きな病気以外に、膣や女性器の外陰部がかぶれたり、ただれたりすることで炎症を起こして出血した場合も不正出血です。
わたし自身、一度だけ生理日以外に出血したことがあり、心配になって婦人科にかかってエコー検査とクラミジアの性病検査をしてもらいました。
その時は性病検査をされる理由がいまいちピンと来なかったのですが、不正出血する可能性がある病気だったからなのですね。
排卵出血
排卵して卵胞が破けたときに出血し、その血液が排出されることを「排卵出血」と言います。
結局、わたしの身に起きた生理日以外の出血は、病院の検査でもはっきりとした原因はわかりませんでしたが、排卵出血だということで落ち着きました。
排卵出血の特徴
排卵出血は、血の色に個人差があります。
- 鮮血の赤
- ピンク
- 茶色
- 黒っぽい色
などさまざまで、色では判別が難しく、出血のタイミングと期間、基礎体温などで判断するしかありません。
わたしの場合、茶色っぽくおりものに混じったような状態のものが出ました。
時期は生理定日の2週間か3週間ほど前でした。
排卵出血が起こる期間というのは3日程度だといわれており、私も3日ほどで出血が治まりました。
排卵出血かどうか確かめる方法としては基礎体温を付け、生理日・排卵日を把握することが必要です。
着床出血
子宮の中で受精した卵子が、子宮内膜に着床=結合して妊娠が成立した初期症状として起こる出血のことを「着床出血」と言います。
着床出血の色も個人差が大きく、薄い赤、ピンク、茶色、鮮血の赤などさまざまです。
出血の量は生理に比べると、ごく少量なのが一般的だと言われています(特に出血しない人もいます)。
妊娠の心当たりがあり、
- 生理が来たと思ったらすぐに治まった
- 生理がいつもより遅れている
などの場合は、妊娠の可能性を考えてみてもよいかもしれません。
まずは基礎体温や妊娠検査薬で確認してみるといいでしょう。
生理・経血の色まとめ
- 生理で出る経血の色は一般的には赤黒い色で通常の血液とは少し異なる
- 生理の時期によっては茶色や黒っぽい色も見られる
- ピンク色や薄い色の時は貧血の可能性、黒っぽい時は病気の可能性も考えられる
- 不正出血を除けば、排卵出血や着床出血の色は個人差が大きく、茶色~赤、ピンクなど様々
ライター紹介
田中みか
田中みかと言います。20代後半の社会人です。
私は社会人になって特にPMSがひどくなり、今ではイライラや不安感、抑うつ感、涙もろくなるなど精神的な症状の他、乳房のはり、体のだるさ、下腹部の痛み、肌荒れなど身体的な症状も出ます。
しかも月経の2週間前から症状が出てくるので、月の半分強を不調な状態で過ごしている毎日です。
元気な時はもともと音楽が好きなこともあって最近はフェスにも行くようになりました。周りを気にせず思いっきり騒いで楽しむのが最近の楽しみです。
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