生理中の経血の色、鮮血だけど大丈夫かな?鮮血が出る原因は?
2018/09/05
こんにちは、田中みかです。
あなたは、自分の生理の血の色をみて、驚いたことはありませんか?
生理で体外に出される経血の色は、人によって多少の色の違いがあっても、ほとんどの場合、茶色っぽい色や黒みがかった赤色をしています。
わたしも生理の経血の色は、そういった色のイメージが強かったのですが、以前1度だけ鮮血のような真っ赤な色の血が出たことがありました。
今までにないことだったので、少し心配になりましたが、次の生理では鮮血は出なかったので、その時は、それ以上は深刻に考えませんでした。
ですが、生理の経血の色が鮮血のような赤い色だったとき、理由によっては不妊の原因になったり、病気の可能性も考えられるのです。
そこで、今回は鮮血のような赤色の血が出る理由についてまとめます。
鮮血が出たときにチェックしたいこと
生理のときに、出た経血の色が鮮血だった場合、チェックするべきポイントは、次の3つです。
- 生理開始から何日目か?
- 経血量
- 生理周期
生理開始から何日目か?
生理開始日~2日目か3日目くらいに鮮血が経血に混じったのであれば、さほど気に病む必要はないといえます。
生理は子宮内膜が剥がれて体外に排出されるので、皮膚が剥がれて出血するのと同様に子宮内膜が剥がれるときに出血することもあるからです。
経血量
経血の量については、あまりに多すぎる鮮血が出た場合は「おかしいぞ」と思わなければなりません。
とはいえ経血の量も個人差があり、正常な経血量というものが明確に決まっているわけではありません。
目安としては、1回の生理につき140ml程度でティーカップ1杯分程度の経血量になります。
4日~7日程度続く生理で出る経血量がそれだけですから、大した量は出ないのは察しがつきますよね。
1日でいうと経血量の多い日(3日目までの間)でも2時間に1回生理用ナプキンを取り替える程度が普通です。
それ以上の頻度で、あまりにも頻繁に生理用ナプキンを取り替えなければいけない場合は、経血量が多いといえます。
生理周期
経血が、鮮血だった場合は少し驚くかもしれません。
しかし、生理周期が25日~35日前後、生理不順などがなく、毎月生理が起こっているのあれば問題ないそうです。
とはいえ、生理が短いスパンで何度も来るときは、不正出血で鮮血が出ている可能性もあります。
生理周期が不規則で、生理が来る月とこない月とがある方も要注意です。
生理の経血の色が鮮血のような赤色だった時、考えられる原因
経血が鮮血だった場合、考えられる原因は、無排卵月経が多いようです。
無排卵月経とは
「無排卵月経」とは名前のとおり、排卵が起こっていないのに経血が排出された状態です。
無排卵月経の時に出る経血は、茶色く黒っぽい人と、鮮血の人といるようで、個人差が大きいと言えます。
無排卵月経の特徴として、
- 経血量が少ない
- 生理期間が長い
- 生理周期が不規則(1ヶ月に2回くる、2ヶ月に1回しかこないなど)
などがあります。
これらに該当する場合は無排卵月経の可能性が高いです。
「無排卵月経」ってどうやって判断すればいいの?
基礎体温で判断する
排卵の有無は基礎体温を毎日つけることで確認することが可能です。
排卵が起こる「低温期」と排卵後に入る「高温期」の間で0.3度~0.5度程度の体温差があれば、排卵が起こっているといえるそうです。
しかし基礎体温を毎日つけるのは習慣づいていないと大変ですし、そもそも基礎体温計を持っているかどうかや正しく計測できていなければあまり意味がありません。
普通の体温計では基礎体温は計測できませんし、計測するタイミングや時間が違えば正確さに欠けます。
病院で検査する
無排卵かどうか確信をもつことは自己判断だけでは難しいため、病院に行き血液検査やエコー検査で確認するのをおすすめします。
無排卵月経だと診断された場合、治療についても相談していけるので一石二鳥です。
無排卵月経は正常に生理が起こっている場合でも起こる症状ですが、無排卵の状態が継続すると不妊などの原因になるため、早めの治療が大切になります。
生理日以外の日に鮮血が出るなら、不正出血の可能性が
まだ生理予定日が先なのに出血があった場合は不正出血の可能性を考えたほうがよさそうです。
ただし、排卵日に出血する排卵出血だったり、妊娠初期の着床出血などの場合は問題ありません。
排卵出血で出る血の色は茶色っぽかったり、鮮血だったりと様々ですが、いずれも3日程度ででなくなるというのが特徴です。
病気が原因の不正出血
不正出血を伴う病気としては、下記が挙げられます。
- 子宮がん(子宮頸がん・子宮体がん)
- 子宮頚管ポリープ
- 子宮筋腫
- 子宮膣部びらん
- 萎縮性膣炎
- 卵巣機能不全
病気以外の場合だと、性交時に子宮内部や膣などが傷つき、出血している可能性もゼロではありません。
その場合は傷が治れば出血も治まりますが、毎回出血を起こす場合は病院に相談したり、性交の仕方について考えたほうがよいでしょう。
不正出血の原因が病気だった場合、他の体調不良も……
病気が原因で不正出血が起こった場合、他の体調不良も同時に起こる可能性があります。
- 発熱
- 腹痛
- おりものの量の増加
- 頭痛
- 腰痛
- 貧血
生理日以外の出血、体調がすぐれないなどの異変があれば放置せず病院にかかりましょう。
将来的に不妊などに繋がるだけでなく、子宮がんなどは命にも関わる病気のため、放置は厳禁です。
まとめ
- 生理で鮮血が出た場合、生理開始何日目か、経血の量はどのくらか、生理周期は安定しているかなど3つのポイントをチェックすることで問題ないかどうか判断できる
- 生理の経血の色が鮮血のように赤かった場合、排卵なしで月経が起こっている状態も考えられる(無排卵月経=経血量が少ない、生理期間が長い・短いなどの特徴がある)
- 生理日以外に起こる不正出血であれば病気が原因の可能性もある
ライター紹介
田中みか
田中みかと言います。20代後半の社会人です。
私は社会人になって特にPMSがひどくなり、今ではイライラや不安感、抑うつ感、涙もろくなるなど精神的な症状の他、乳房のはり、体のだるさ、下腹部の痛み、肌荒れなど身体的な症状も出ます。
しかも月経の2週間前から症状が出てくるので、月の半分強を不調な状態で過ごしている毎日です。
元気な時はもともと音楽が好きなこともあって最近はフェスにも行くようになりました。周りを気にせず思いっきり騒いで楽しむのが最近の楽しみです。
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