生理用ナプキン・タンポンの交換頻度、変えるタイミングは?
2017/07/22
こんにちは、田中みかです。
突然ですが、あなたは、生理用ナプキンの交換頻度ってどのくらいがよいのか、ご存知ですか?
実は、わたしも、最近、生理用ナプキンやタンポンの交換頻度は、いったいどのくらいがふつうなのか、気になっていたんです。
わたしのいつもの生理パターンは、PMS(月経前症候群)のイライラがあって、初日、2日目は生理痛があり、2日目に痛みのピークがくることが多いです。
経血量も同様で、2日目を境に、3日目から量が少なくなってきます。
PMSとは、生理が始まる前の約2週間に起こる、心とカラダのさまざまな不調で、生理が始まると自然に消えたり、軽くなるものです。
PMSを乗り越えて、生理痛も経血量も落ち着く生理3日目以降は、それなりに、不自由なく過ごせます。
でも、そんなとき、生理用ナプキンの交換頻度が、気になってくるんですよね。
そこで、今回は、ナプキンの交換頻度をはじめとした、生理用ナプキンに関する話について、まとめてみました。
目次(Contents)
生理用ナプキンの使い分け
ナプキンの種類
生理用のナプキンには、大別して、以下のような種類があります。
- 昼用
- 夜用
昼用は、そこからさらに、以下のように分かれます。
- 軽い日用
- 多い日用
- 普通の日用
さらに、羽あり、羽なしなどに分かれていきます。
ナプキンの羽って何?
生理用ナプキンは、下着に固定するために、ナプキン本体の横に、粘着テープつきの部分があります。それが、羽です。
本体の裏側にも、粘着テープはついているのですが、運動したり、動き回ったりする人の場合は、簡単にずれてしまうんですよね。
小中学生のころは、体育の授業などがあったので、羽ありのほうが、安心感があって好きでした。
でも、運動する機会が極端に減った今では、羽なしでも、別に、困ると感じることはないです。
むしろ、羽ありだと、下着にしっかり固定するため、交換のときに「ベリッ」と、粘着テープが剥がれる音がすることがあるので、ちょっと気になることがあります。
多い日用のナプキン
多い日用は、経血量の多い日向けに、吸収力が高くなっているものです。
仕事によっては、自分のタイミングで、トイレに行けないことも、少なくないと思います。
長時間、交換することができないと分かっている場合は、あらかじめ、多い日タイプをつけておくと安心ですね。
夜用のナプキン
夜用は、横になった状態でも、下着が汚れないように、以下のような特徴があります。
- お尻の方までカバーされている
- 横漏れしないように、サイドが高くなっている
- 全体的に大きい
個人的には、夜用ナプキンの見た目は、おむつみたいという印象がありますが、最近は、薄くてごわごわしないタイプも出ているようです。
普通の日用を使って、夜寝ると、ときどき、いわゆる「失敗」をすることがあります。
ここでいう失敗は、寝返りなどで、経血が流れてしまい、ナプキン以外の部分に、経血が付いて、下着やシーツを汚してしまうことです。
この前、旅行先で失敗して、ベッドシーツを汚してしまいました。
夜、トイレに起きたときに、ナプキンがしっかり装着できておらず、経血が漏れてしまったようでした。
今思えば、生理と旅行がかぶったときや、旅行中に生理が来てしまった場合は、こういった失敗を予防するために、夜用を持っていたほうが安心かもしれませんね。
世間のみなさまは、すでに、そうしているのかもしれませんが……。
ナプキンの合う、合わない
生理用ナプキンに、こだわりがあるわけではないのですが、いつも、基本的に、同じ種類を買っています。
といっても、ドラッグストアで一番安いものです。
出先で、ナプキンが切れた場合などは、コンビニで、いつもと違う種類を買うこともありますが、ナプキンとしての機能は同じでも、「合わないなー」と思う商品があります。
あまり、自覚はありませんでしたが、普段買っているドラッグストアのナプキンは、わたしの肌に合っているようです。
生理のときのデリケートゾーンは、敏感なので、ナプキン本体の形など、些細な紙のずれ具合で、違和感を感じることも少なくありません。
合わないものを使っていると、それだけで、余計なストレスがかかるし、肌トラブルの原因になります。
自分にとって、気持ちよく使えるものを選んでください。
「それを見つけるのが難しいんだ!」という話ですが。
生理中にナプキンを交換する頻度
生理の経血が多い日は1日4回~6回交換?
生理中のナプキンの交換頻度は、2~3時間に1度くらいのペースがよい、と聞いたことがあります。
ただし、これは、普通の日用ナプキンの場合です。
生理が始まった日や、2日目は、特にその通りだと思います。
2~3時間に1回のペースで交換しないと、生理用ナプキン全体が血に染まることになるので、交換せざるをえない……。
なんとなくですが、3割~5割くらい汚れてる状態で交換するのが、一番ちょうどよい感じがします。
交換できないと、吸収しきれなかった経血で、下着が汚れたり、さらには、スカートやパンツに、血のしみができるなんてこともあります。
多い日に、タンポンとナプキンを併用している人の場合は、経血がナプキンに、ほとんどつかない状態になるので、交換頻度は、もっと少なくなるようです。
ただ、タンポンをつけていても、経血で汚れることはあるし、蒸れもあるので、交換は必要なようですね。
じゃあ生理3日目以降のナプキンの交換頻度は?
経血量が落ち着いてくると、トイレに行くたびにナプキンを交換するのが、少しめんどくさくなってきます。
わたしは、水分をたくさんとるので、トイレに行くのが、ちょうど2時間おきくらいです。
そうなると、生理3日目の経血量の場合は、ほとんどナプキンが汚れていないことも、珍しくありません。
消耗品ということもあり、汚れていないのに交換するのは、正直もったいない……。
「汚れてないなら、交換しなくてもいいのではー」と思っているのは、わたしだけではありませんよね?
でも、衛生面でいえば「目に見える汚れがなくても、雑菌は繁殖している」ので、交換はしたほうがよいようです。
そうなると、結局、経血量が多い日と同じくらいで、4回~6回程度、ナプキンを交換することになります。
生理前に、生理に備えて、ナプキンを装着していると、「蒸れる!」という話を、別の記事で書いたのですが、それと同じことが、生理中でも起きてしまうということですね。
関連記事 生理前のおりものの変化について~量・色・状態など~
雑菌が繁殖してようが、していまいが、目には見えません。
しかし、トイレで交換せずに使い続けていると、蒸れとかゆみが起こりはじめます。
かゆみなどの症状がなくても、ナプキンと肌の接する場所が微妙にずれるので、快適と思う人はいないはず……。
生理用ナプキンを交換するタイミング
生理用のナプキンをいつ交換するのか、そのタイミングは、以下の4つが一般的だと思われます。
- 朝起きたとき
- トイレに行ったとき/li>
- お風呂に入る前(入る前に捨てて、お風呂から上がったら、新しいものをつける)
- 夜寝る前(夜用に付け替えたり、新しいものに替えたり)
交換する場所は、必然的に、トイレになると思いますが、お風呂場などの人もいるようです。
お風呂の前後は、そうなってもおかしくはないですね。
実家暮らしのときは、トイレに、使用後のナプキンを入れる専用のごみ箱があったので、お風呂の前にトイレに行って、生理用ナプキンを捨ててから、お風呂に入っていました。
ふつうのごみ箱に、使用済みナプキンを入れるのは、抵抗があるので。
そのときに、一度、経血のついた部分を拭くことができるので、ちょうどよかったというのもあります。
お風呂の前後については、どこでナプキンを交換するか、各家庭の習慣によって、違いがありそうですね。
生理用ナプキンを交換しないとどうなる?
生理用ナプキンは、使い捨てになっているし、女性用トイレには、専用のごみ箱もあります。
いうまでもなく、生理用ナプキンは、交換することを前提として作られているんです。
もし、交換しないで過ごした場合、なにが問題になるでしょうか?
ナプキンを交換しなかったために起こった悲劇
わたしがやらかしたエピソードを、ひとつご紹介しておきます。
社会人になって2年目くらいのとき、会議が長引いてしまい、はいていたパンツを、一本ダメにしてしまいました。
おまた~お尻の部分に、赤黒いシミが、くっきりはっきり、ついてしまったのです。
そのときは、普通の日用の生理用ナプキンをつけていて、会議前にトイレに行ったとき、交換用のナプキンを持って行くのを忘れてしまい、交換することができなかったのでした。
シミは、カーディガンを腰に巻いて、隠すことができましたが、ベージュだったので、洗濯しても、完全に落とすことはできず……。
幸いにも、周囲に気がつかれずにすんだので、それはよかったと思います。
でも、それ以来、生理のときは、色の明るいボトムを身につけるのに抵抗があります。
なかなか手痛い失敗だったので、それからは、比較的こまめに、ナプキンを交換するようになりました。
ナプキンを交換しないと病気や肌トラブルの原因になることも
生理用ナプキンを頻繁に交換するとなると、やはり面倒だし、コストパフォーマンスも悪いのは事実です。
荷物も増えることになりますし。
しかし、同じナプキンをつけままにするということは、排出された経血が、自分の肌に付着している状態。
長時間それが続くと、かぶれてかゆみが出たり、におったり、というトラブルの原因になります。
不衛生なナプキンの使い方は、病気の原因にもなるようなので、要注意です。
調剤薬局のチラシに、「カビ菌(=真菌)は、膣などの粘膜で繁殖しやすい」と書かれていました。
膣で繁殖ということは、当然、生理用ナプキンによる蒸れも、菌に影響を与えるだろうし、不衛生な状態になるのは、間違いありません。
これを聞いたら、めんどくさくても交換しよう、という気持ちになりますよね……。
膣カンジダなどの病気になって、婦人科に行くのも辛いので、ナプキンの汚れ具合に関係なく、ナプキンの交換は、こまめにしたほうがよさそうです。
生理用ナプキンを小まめに交換してみた結果
そこで、小まめに交換することで、かゆみや蒸れなどの不快感が、解消されるかどうか確かめるため、トイレに行くたびに、ナプキンを交換してみることにしました。
仕事中に使うために、自宅から持ってきたナプキンは、5枚ほどでしたが、当然のごとく、すべて使い切りました。
頑張って、こまめに交換した割には、蒸れとかゆみは、完全に防げたわけではなく、ちょっとかゆみが出てしまいました。
5回じゃダメってことですかね……。
生理用ナプキンのストックも、底を尽きてしまったので、毎月5日間、この頻度でナプキンを交換していたら、ナプキンにかけるお金が増えそうです。
かぶれ対策と費用面から考えると、生理の経血量が落ち着いたら、布ナプキンに切り替えた方がお得かもしれませんね。
交換が必要ないナプキン以外の生理用品
交換するための時間が確保できないのであれば、交換する必要がない生理用品を使えばいいんですよね。
交換の頻度が少ない、もしくは交換が必要ないタイプの生理用品というと、以下のようなものがあります。
- タンポン
- 月経カップ
いずれも、膣内に挿入して使用するため、蒸れやかぶれが起こりにくいです。
タンポンについては、アプリケーターつきのものがあるので、タンポンを初めて使用する方でも、使いやすくなっています。
下着の汚れ防止などのために、タンポンを使用して、さらにナプキンを使用するという人も少なくないです。
その場合は、ナプキンの交換が必要になります。
月経カップについては、経血を視認できて、病気の早期発見などに役立つというメリットがありますが、日本では発売されていません。
正確にいうと、日本で定められた生理用品の定義から外れているのです。
したがって、購入する際は、海外通販などで購入することになります。
まとめ
- 生理用のナプキンの交換は生理日数に限らず、こまめに行うのがおすすめ
- 交換せずに使い続けると蒸れやかぶれなどのトラブルのほか、膣カンジダなどの病気になることがある。
- 交換する時間が確保できないのであれば、頻繁に交感する必要がないタイプの生理用品を使うのも手