終わりかけの生理を、早く終わらせる方法、終わりの判断。ビデ、臭い…
2018/05/30
こんにちは、田中みかです。
突然ですが、あなたは、生理の終わりの判断って、どのようにしていますか?
実は、わたしも、生理が終わりかけると、茶色をしたおりものが続いて、生理が終わったかどうかわからず、判断に迷うことがあります。
生理の終わりが明確にわからないと、ナプキンやタンポンを付けたのに、まったく経血がついていなかった(もったいない)、という状態になることも、少なくないです。
逆に、もう経血が出ないと思って、おりものシートに替えたら、思った以上の経血が出て、下着が汚れてしまった……、なんて経験、ありませんか?
タンポンだと、生理の終わりかけが早くなるという話も聞きますが、ほんとうなのでしょうか。
今回は、終わりかけの生理をすっきり終わらせる方法、ビデの使い方、終わりかけの状態が続いた場合などについてまとめてみました。
生理終わりかけで経血が少ない、ナプキンはどうする?
生理の経血が、徐々に減ってきて、終わりが近づいてきたというとき、ナプキンの使用を、どのタイミングでやめればいいのか、いまいちわかりません。
経血があまり出ないので、頻繁にナプキンを交換する必要はないけれど、トイレに行ったら、ナプキンがずれて違和感があるし、気持ち悪い。
汚れていないナプキンを交換すれば、気持ち悪さからは解放されるけれど、ナプキンも消耗品だし、もったいない、というジレンマが生まれます。
理想は、終わりかけや、多いなど経血の量に関係なく、小まめに交換するのがよいようです。
終わりかけの生理は臭いが気になる?
「終わりかけ 生理」
というキーワードで検索してみると、次の検索候補に、
「臭い」
という言葉が出てきました。
「そんなに、経血がにおうことがあったかしら?」
「みんな、終わりかけの経血や、血混じりのおりものが、そんなに臭いの?」
とちょっと思いました(笑)。
が、検索結果を見てみたら、どうやら、そういうことではなかったようです。
生理の終わりかけのころになるとナプキンをあまり交換しなくなりますよね。
ナプキンを長時間つけた状態になることで、においが強くなり、「臭い」ということだったようです。
それなら、すごくわかります!
むしろ、「私だけじゃなかったんだ!」ということがわかって、ちょっとうれしいくらいです。
ナプキンが、目に見えて汚れなくても皮脂、汗は、分泌されています。
少量でもおりものが出ている可能性もあります。
それらが原因で、においが強くなるとか。
生理が終わりかけのときは、ナプキンを使うか、おりものシートを使うか、迷うところですが、いずれにしてもこまめに交換するようにしましょう。
布ナプキンを使うと、通気性が上がるため、蒸れによる臭いは、多少改善されるかもしれません。
終わりかけの生理をスパッと終わらせる方法
生理が終わりかけているときに、経血がもう出なくなるようにするには、以下の2とおりの方法があります。
- 膣の中を直接洗い流す方法(ビデ)
- 膣の中に経血が残りにくい生理用品に替える方法(タンポンや布ナプキン)
膣の中を直接洗い流す方法(ビデ)
終わりかけ状態の生理の経血を、もう出ないようにするためには、「ビデ」という専用の道具を使って、膣の粘膜を洗う方法があります。
ここでいうビデは、上の画像のように、ドラッグストアなどのお店で手に入れることができる、使い捨てのもののことです。
膣の中に挿入するためのノズルがついていて、中には、精製水が入っています。
トイレのウォシュレットにも、同じ名前の「ビデ」という機能がありますが、それはあくまで外側を洗うためのものだそう。
なので、まちがっても、膣の中を洗浄するために、使わないようにしてください。
なぜビデで洗うのがいいのか?
ビデは、膣内の洗浄を目的として作られた商品です。
ボトルに入っている精製水は、不純物を含まない水で、医療用の洗浄水としても使われます。
ビデは、使い捨て商品のため、1回ごとにいちいち買いなおす必要があります。
その手間を考えると、お風呂などのシャワーではだめなのか、と思うかもしれません。
水を使って洗うことができる点では同じですが、シャワーの水は、普通の水道水です。
肌や飲用に問題ないレベルで、殺菌されているものなので、膣内を洗浄するには、不向きといえます。
余計なトラブルを避けるためにも、膣内を洗う場合は、ビデを使用するのをおすすめします。
ビデの使い方
ビデの使い方についても、まとめてみましたので、ぜひご参考になさってください。
ビデを使用する場所
ビデは、膣の中を洗うための道具で、中身は水なので、使える場所は、以下の2つに限られます。
- 人に見られることがない場所
- 水を流すことが出来る場所
ということは、必然的に「トイレ」、もしくは「お風呂」で使うことになりますね。
ビデを使う時の姿勢
トイレで使用する場合は、便座に座った状態になります。
お風呂で使用する場合は、片足を立てて座るなどの挿入しやすい姿勢か、中腰になって、前かがみになった姿勢などで使うのがおすすめです。
しかし、自分のリラックスした状態で、正常に使用できるなら、どんな姿勢でも問題ありません。
ビデの使い方
細かい使用方法や、注意点については、商品ごとに異なるので、使用説明書をよく読んでから使うようにしてください。
- 片手でビデ本体を持ち、逆の手で膣の入り口に指を添え、挿入しやすい状態にする
- ビデのノズル部分を、膣の中に入れる(どこまで入れるのかは商品の説明に従うこと)
- ビデの本体を押して、中身を押し出し、洗浄する
- 洗い終わったら、ノズルを膣の中から抜き出して完了
タンポンを常用している人や、使用したことがある人は、挿入のイメージがしやすいと思います。
膣の中に物が入るため、異物感は避けられません。
息を吐きながら、りきまないようにして入れるのがコツです。
ビデを使う時の注意点
1回使ったら捨てること
ドラッグストアなどのお店で、手に入れることができるビデは、あくまで、1回の使い切りです。
膣の粘膜に直接触れるため、経血がノズルに付着するのは避けられません。
経血が付着してしまうと、雑菌が繁殖しやすくなるため、中身が残っていても、同じものを使用することはできません。
中身を、水道水などに入れ替えることなども、厳禁です。
一度使ったら必ず捨てるようにしてください。
洗いすぎにも注意
また、毎月の生理が終わりかけるタイミングで洗浄する程度なら、問題はありません。
しかし、気にしすぎて毎日洗ったりすると、膣の中の常在菌まで洗い流してしまいます。
そうなると、かえって、病気やトラブルを招くことにつながるため、洗いすぎにも要注意です。
タンポンや布ナプキンなどの生理用品を使う方法
タンポンは、先端の吸収体が、膣内で直接経血を吸収する仕組みになっています。
ナプキンのように、膣内を通って、経血が出てくるわけではないので、膣内に、経血が残りにくくなるようです。
いわれてみれば、以前タンポンを使用したときは、経血が少なくなったら、すぐに生理が終わって、少量の経血が出続けるということはありませんでした。
しかし、生理が終わりかけで経血が少ないときに、タンポンを使用すると、取り出すとき、粘膜とタンポンの吸収体が直接擦れて、痛みが出ることがあるので、注意が必要です。
これは、個人的意見ですが、生理の終わりかけのときだけ、タンポンを使用するのは、おすすめしません。
布ナプキンに替えると生理が終わるのが早くなる?
紙ナプキンの化学繊維が、体を冷やす原因であると言われています。
体が冷えると、子宮の働きが鈍り、経血を排出しきれずに残ってしまうそうです。
そのため、布ナプキンに替えて、冷えを改善させることで、子宮の働きも改善され、経血を出し切ることができると言われています。
いま話題の月経カップは?
そのほか、いま話題の月経カップに替えても、生理が終わるのが早くなると感じる人がいるようです。
月経カップも、子宮を冷やさないですむという点では、布ナプキンと同じなので、同様の効果が得られても、おかしくないと思います。
また、個人差があるとは思いますが、生理のときにも、いつも通りお風呂に入った方が、シャワーを浴びるだけのときより、生理が早く終わる気がしています。
体が温まるということが、何か関係しているのかもしれません。
終わりかけみたいな生理が続くのは病気?
一般的な生理の日数は、
- 早くて3日
- 長くても7日程度
だそうです。
何日目かによって、経血の量も変化していきます。
生理の終わりかけのときに、経血の量が少なくなってくるのが正常な状態で、そのときの経血の色は、人によっては、茶色っぽくなっていることもあります。
わたしは、たいてい、茶色になってから終わります。
それは、血が酸化したためなので、特に生理が長引くというわけでないのなら、心配なさそうです。
生理が続く時に注意すべきこと
生理が、いつもより長く続いていると思ったとき、以下の状態なら、注意する必要があります。
- 生理の経血の量がずっと同じ
- 茶色のおりものが、生理が終わってからも続く
経血の量がずっと同じ
生理が7日以上続く状態を、「過長月経」と呼びます。
経血の量が多い状態で続くのか、少ない状態で続くのかで、原因は異なりますが、どちらのケースも、注意が必要です。
生理終わりかけみたいな量が続く
生理が終わりかけのときと、同量の経血が長くだらだらと続く場合は、排卵が起こっていない可能性があるそうです。
排卵のない生理(月経)を「無排卵月経」といいます。
無排卵月経は、不妊の原因にもなるので、要注意です。
無排卵月経かどうかを判断するには
無排卵月経かどうか確かめるには、基礎体温をつける必要があり、高温期が来るかどうかで、その判断をします。
体温の高さが、人によって異なるので、何度以上あれば高温期が来ているのかと、断定することはできません。
ただ、生理が終わってから次の排卵があるまでの低体温期より、0.3℃から0.5℃程度上がった状態が続くと、高温期と考えられるそうです。
基礎体温は、1日計っただけではわからないので、3か月ぐらいは、続けて見る必要があるようです。
経血の量が普通の状態で続く
経血の量は、生理が終わるころになると、減ってくるのが普通です。
しかし、経血の量がずっと一定という状態は、なにか、子宮の病気が潜んでいる可能性があります。
- 子宮筋腫
- 子宮内膜症
- 子宮腺筋症
などの病気が考えられるそうです。
ただし、病気ではなかったとしても、経血が長期間かけて排出されるため、貧血におちいるリスクも高いです。
放置しても、あまりよいことがないので、早めに病院を受診してみてください。
茶色のおりものが生理が終わってからも続く
あきらかに経血ではなく、おりものに血が混じって、茶色っぽくなった状態が続く場合も、注意が必要です。
生理で出た経血ではなく、病気による不正出血で、おりものに血が混じっている可能性も考えられます。
ポリープやガンなどの病気の可能性が考えられるため、要注意です。
また、ホルモンバランスの乱れによって、卵巣そのものの機能が低下している可能性も考えられます。
その状態を、卵巣機能不全といいます。
無排卵月経と同様、不妊の原因になるため、放置は厳禁です。
早めに婦人科を受診しましょう。
まとめ
- 終わりかけの生理のときは、ナプキンを使用する時間が長くなるため、においの原因になることがある
- 終わりかけの生理をすっきり終わらせるには、「ビデを使う」「生理用品を変える」などの方法がある
- 経血が終わりかけくらいの量でずっと続く場合も、終わりかけになっても普通の量だった場合も、いずれにしても何か不調が起こっている可能性がある
- 生理が終わってから、長くおりものに血が混じる場合も要注意