生理前のおりものの変化について~量・色・状態など~
2017/07/19
こんにちは、田中みかです。
突然ですが、あなたは、生理前のおりものの、量や色や状態などが気になることはありませんか?
実は、わたしも、生理前になると、おりものの変化が気になってしまうんです。
わたしの例になってしまうのですが、今月も、生理が少し遅れて、予定日よりも4日後にきました。
生理前から生理予定日以降は、おりものシートも何も付けない状態で過ごすと、経血で、下着や服を汚してしまうことがあるので、生理用のナプキンをつけて過ごすようにしています。
4日遅れてしまったので、その間ずっと、生理用ナプキンを使用していました。
血が出ていなくても、同じナプキンを使い続けるわけにはいかないので、定期的に交換します。
でも、このように生理用ナプキンをつけて過ごしていると、おりものの量が多くなるという変化を実感します。
おりものが出てくる気配を感じるたび、「生理がきたかな?きたかな?」と思いながらトイレに行き、「きてない!」と落胆することもしばしばです。
ちょうど、この頃は、PMS(月経前症候群)の症状も出ているときです。
PMSとは、生理のおよそ3日から10日ほど前から、ホルモンバランスの乱れが原因となって起こる、心やカラダのさまざまな不調をいいます。
精神的に辛くなる場合もあって、「生理が来なかったらどうしよう」と心配になることもあります。
そこで、今回は、生理前のおりものの変化について、まとめてみました。
おりものとは
そもそも、おりものとは、なんなのでしょうか?
小学校4年生のときに、保健体育の授業で生理について学びましたが、おりものは、生理前に出るものだとしか教わりませんでした。
おりものは、「女性器から出た、分泌液や古い細胞が混じったもの」なのだそうです。
「こしけ」といういい方もします。
学校で、おりものについて教わったとき、一度、初潮が起こって生理が始まれば、おりものはもう出ないものなのだと勘違いしていました。
おりものシートやパンティライナーが、CMで流れたり、店頭で見かけるたびに、そんなに必要なものなのかと、疑問を感じたものです。
そのうち、おりものは、初潮前だけのものではないということを理解しました。
でも、膣や子宮の健康を保つための役割と、妊娠の手助けをするなど、女性の体にとって、大切な役割を担っているということは知りませんでした。
また、病気などの場合、不調が表れやすいものでもあるため、健康管理のサポートもしてくれるので、なくてはならないもの、というのも、最近知りました。
おりものの変化
おりものの変化については、2つの視点から考えられます。
- 生理周期
- 年代
年代によるおりものの変化
生理周期でおりものの量が変化することは、なんとなく想像ができましたが、年代によっても変化するとは、初耳です。
初潮~10代
わたしは小学校5年生くらいのときに、初潮をむかえました。
小学生のころは、おりもののことなんて、気にしたこともなかったです。
きちんと生理周期を把握していたわけではありませんが、大体1ヶ月の周期で、安定して生理が来ていました。
おりものについては、おりものシートを使用する習慣がついていなかったため、下着を汚してしまうことも多く、罪悪感を感じた思い出があります。
実家で生活をしていたころは、母親が洗濯をしてくれていたので、おりもので汚れた下着について「なんであんた下着汚れてんの?」といわれて困った覚えがあります。
自分の体のことって答えづらいし、体から出たものの話をするのは、母親でも抵抗がありますよね。
20代
一人暮らしをして、自分で洗濯をするようになって、おりもので下着が汚れることについて、意識するようになりました。
おりものシートを常用するようになったのも、20代になってからです。
下着が汚れることを考えると、下着をじかで履くことができないという話を、先日知人としたので、20代はおりものの量が増えると聞いて、納得です。
生理周期によって起こるおりものの変化
生理中を除いて、おりものは、多かれ少なかれ出ています。
生理周期によって起こるおりものの変化は、量だけでなく、状態や色・においにもあらわれ、量のピークは、排卵日になります。
排卵日付近※量がピーク
排卵日付近のおりものは、出ている実感もあまりないし、粘り気がなく、ヌルっという効果音がぴったりな状態に変化します。
さらっとした状態、といわれることもありますが、いつも疑問に思います。個人差でしょうか?
しかし、量がダントツで多い時期になるため、おりものシートは必須、トイレットペーパーを使っても、一度では拭いきれないこともあります。
今年の5月くらいから、この時期におりものに血が混じることが多くなり、予想外の変化に、病気かと思って心配していました。
でも、この時期におりものに混じる血は、排卵出血といって、特に問題のないもののようです。
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黄体期~生理直前
排卵日が過ぎると、ぐっとおりものの量が減り、ネバっという効果音が似合いそうな状態に変化します。
ペーパーにべったり、ということはありませんが、陰毛におりものの塊が付着したり、下着が汚れたりすることはあります。
そのため、おりものシートは、つけることが多いです。
わたしは生理が急に始まって、失敗するのが恐いので、生理予定日前日から、生理用ナプキンをつける場合がほとんどです。
そんなとき、どろっとしたおりものが出て、「生理が来た」と間違えることもあります。
わたしの場合は、特に生理痛予防のために、防寒用の腹巻、もこもこも毛糸パンツ、タイツなどをはくことが多いです。
そうすると、汗をかいて蒸れやすい状態になるため、よけいにおりものが増えてしまっている可能性も高いです。
生理終わり
生理が終わったあとは、一時的に、おりものシートがなくても問題がないくらいに量が減りますが、そう長くは続きません。
しばらくすると、徐々に白っぽいおりものが増えてきて、また排卵日をむかえます。
おりものの量が変化するとき
ホルモンバランスや病気が原因で、おりものの量に変化が起こることもありますが、それ以外の原因だと、以下が考えられます。
- ストレス
- 体調不良
- 性交後
- デリケートゾーンの洗いすぎ
- おりものシートなどで蒸れている
ストレスや体調不良によって、体の抵抗力が落ちていると、おりものの量が増えることがあるようです。
また、膣の自浄作用によって、性交後に一時期的に、おりものの量が増えることがあります。
そのほか、デリケートゾーンを、アルカリ性の石鹸やビデなどを使用して洗いすぎたり、おりものシートなどを使って蒸れたりすることも、おりものの量が増える原因です。
生理痛予防のために厚着をしすぎると、蒸れの原因になり、蒸れると雑菌が繁殖しやすくなり、においも強くなることがあります。
そんな場合は、ナプキンやおりものシートの定期的な交換をするように意識することが、大切になります。
上記以外には、妊娠の初期症状として、おりものの変化があらわれることもあります。
「いつもと、おりものが違うなー」と思っていたら、妊娠が発覚したという話や、妊娠がわかって思い返したら、おりものの状態が違った、ということが、よくあるようです。
おりものの色・状態がいつもと違ったら要注意
おりものは、健康状態によって変化する、と書きました。
病気の場合は、色やにおいにも変化があらわれるため、早期発見、早期治療のきっかけになります。
性感染症、子宮頸がん、ポリープなど病気の可能性も考えられるため、「いつもと違う!」と思ったら、病院に行きましょう。
婦人科は、慣れないと抵抗があるかもしれませんが、女性器系の病気は、放置してもよくなるわけではないため、早めに行くほうが、自分のためになるはずです。
まとめ
- おりものの量は生理周期・年代によって変化する
- 生理前はおりものの量が増え、状態も変化する
- ストレスや体調不良、デリケートゾーンの蒸れなどによってもおりものの量が増えることがある
- 量以外に色・におい・状態に異常があれば病院へ