生理前の集中力低下、何故起こるの?どう対策すればいいの?
2017/06/27
こんにちは、田中みかです。
突然ですが、あなたは、生理前に集中力が低下して、困ることはありませんか?
実は、わたしも毎月、生理前になると、集中力がなくなってしまって、いつも困っているんです。
私事ですが、転職をして、今月はじめから、新しい職場で働いています。
慣れないことばかりで、それなりに疲れはするけれど、毎日元気に働いています。
働きはじめてから1ヶ月の間に、当然、生理もやってきました。
そのとき、痛感したのが、生理前の集中力低下!
今までは、慣れた仕事をしていたから、多少、集中力低下が起こっても、なんとかフォローできていました。
しかし、新しい職場になったら、当然、今までの慣れは通用せず、集中力低下によって起こるミスの多さに愕然としています。
自分でいうのもなんですが、割と、仕事ぶりは、丁寧で正確な方だと思っていたんです。
なのに、今は先輩から、うっかりミスを注意されてしまったり、小さなミスに後から気がついて、落ち込むこともしばしば。
しかも、より集中力が必要なチェック業務をしているから、これがもう大変!
仕事に集中できないし、内容が頭に入ってこなくて、仕事にならないけど、期限があるから、今やらなきゃいけない……。
生理前って、どうして集中力がおちてしまうんでしょうか。
集中力低下が起きても、ミスをしないで済む対策はないのでしょうか。
そんなわけで、今回は、生理前の集中力低下についてまとめてみました。
集中力とは
集中力とは、ある1つのことに対して注意を集め、その状態で、物事に取り組むことをいいます。
とはいえ、一口に集中力といっても、細かくいえば、色々あるんだそうです。
- 注意を集める集中力
- 注意を分散する集中力
集中力には、この2つがあります。
注意を集める集中力
まず、上で書いた通り、注意を集める集中力があります。
これは、注意の範囲を狭めて、他の余計なことが気にならないようにすることです。
たとえば、ダーツやゴルフなど、一点を狙う必要があるスポーツで、選手の人が集中している場面。
こういったときは、周りはかなり騒がしいこともあるはずなのに、選手の人は、まったく気にしていない様子ですよね。
このときには、周りの音などを気にしないために、集中力を使っていることになります。
注意を分散する集中力
次に、注意を分散して、様々なことに目を向ける力です。
一点集中の集中力では通用しないスポーツ、たとえば、バスケやサッカーなどの、複数の人間が入り乱れる状況の、展開が早いもの。
バスケやサッカーでは、周りを気にせずに、ボールだけに集中してしまっては、すぐに負けてしまいます。
ボールをコントロールしつつ、敵と味方の位置を把握し、パスをしたり、シュートを決めたり。
1点集中では勝つことができない、チームプレイ。
チームプレイのスポーツの場合では、注意を様々なところに分散させた状態で、物事を進めていくために、集中力を使う必要があります。
仕事の場合は
仕事においては、下記のような集中力の両方が必要だと思うのですが、みなさんはどう思いますか?
- 注意を集める集中力
- 注意を分散する集中力
一点集中が行きすぎて、周りの音が聞こえないなんて状態になるのは、あまり良いとはいえません。
たとえば、電話に気がつかない、上司から声をかけられたのに気がつかない、なんてことがあると、わざとじゃなくても、ちょっと……。
逆に、注意が分散しすぎて、いろいろなことが気になって仕方がなくなってしまうのも、意味がありませんよね?
仕事に必要な集中力は、一点に注意を集めるのと同時に、周りに気を配るということが必要なのだと思います。
最近のわたしは、色々なことに注意を分散させることができておらず、あっちができたら、こっちができないなんてことが、ちょくちょく起こっています。
集中力を、うまくコントロールしていかなければなと……。
集中できない原因は?
集中できない原因は脳が疲れているから?
生理前などに限らず、集中したいのに、どうしても集中できないということもあると思います。
そういうときは、「脳が疲れている」ことが、原因として考えられるそう。
脳が疲れていると、眠くなったり、他のことが気になったりしがちです。
脳が疲れていたら、集中して何かを考えることができないのも納得。
しかし、脳が疲れているからといって、仕事をしないわけにもいかないのが難しいところです。
脳の疲れが起こる原因
脳が疲れてしまうのは、下記のような原因があります。
- 情報が多すぎる
- 悩みや考え事がある
- 過剰なストレスを感じている
人の脳は、無意識に、いろんな情報を脳内で処理しているというので、たくさんの情報が入ってくれば、処理しきれなくなって、思考が停止していまいます。
パソコンだって、同時にたくさんのことをしようとすれば、フリーズして、強制終了しなければいけなくなったり、壊れたり……。
パソコンでできないのなら、人間の脳が、同時に複数のことを処理しきれなくなるのは、仕方がないことなのかも。
脳を疲れたままにしておくと、自律神経に影響が出て、体調を崩したり、うつ病などになるリスクも高まるようです。
どうにも集中できないときに、無理に集中しようと頑張るのは、逆効果といえるのかもしれません。
いっそ、集中できないのであれば、仮眠を取るとか、席を離れてリフレッシュしてみるとか、時間を決めて気分転換をしたほうが、得策かもですね。
集中できない時に集中するためには
集中できないからといって、職場から帰ることはできないわけで、堂々と仮眠をとる勇気もないので、どうしたらいいのか……。
集中力を高めるためのコツには、下記のようなものがあります。
- 机の周りを整理整頓する
- 優先順位を明確にする
- 目標やゴールを設定して取り組む
- 他のことをする
- 軽く体を動かす
机の周りを整理整頓する
机にたくさんのものが置いてある状態は、それだけ、目からたくさんの情報が入ってくるということになります。
そのため、脳に入ってくる情報が、知らず知らずのうちに増えている可能性があるようです。
よく使うものは、机の上に起きがちですが、それがかえって集中できない原因になっているのかもしれません。
集中できないなと思ったら、机の上に余分なものがおいていないか、確認してみてください。
片付けをすることで、気分転換になって、集中しやすくなるかもしれません。
優先順位を明確にする・目標やゴールを設定する
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと、脳内で整理できていない状態だと、次にやることが気になって、集中できなくなることがあるようです。
やることがいっぱいある状態だったとしても、一番優先して終わらせるものはなにか、後回しにしてもよいものはどれかをはっきりさせておくことで、頭がスッキリすることもあります。
仕事では、特に優先順位を明確にすることが大切だといわれます。
仕事を振られたとき、一度落ち着いて、優先順位を整理する習慣をつけると、いいかもしれません。
また、一度にすべてのことを終わらせるのではなく、「今日はここまで終わらせる!」と目標を決めて進めるのも有効です。
他のことをする
集中して取り組めないのであれば、いっそ、別の仕事をしてみるというのも手です。
脳の負荷を軽減できる単純作業などがあると、理想的です。
仕事が、頭を使うものばかりだというのであれば、机の片付けをするというのでもよいと思います。
集中できない状態で頑張り続けると、ミスが起こる原因になることが多いので、無理しないのも必要なことなんですね。
体を動かす
集中できないときの気分転換に、軽いストレッチなどをして、体を動かしてみるのも有効です。
体を動かす仕事を先に済ませてしまう、というのも手ですね。
その他:椅子の高さ?
ここしばらく、仕事で集中できないと感じる日が続いていて、仕事中に、頭痛や肩こりがひどく、ミスも頻発していました。
ただ、環境が変わったストレスか、疲労かなと思っていたのですが、それは勘違いだったんです。
原因は、椅子の高さにありました。
使用していた椅子の高さが、うまく調節できておらず、わたしの適正な高さよりも、少し高めになっていました。
そのため、座るとお尻が圧迫され、足も床にしっかりとつけられない状態。
おかげで、仕事が終わると、原因不明の下半身のだるさに悩まされていたのでした。
無自覚だったため、「座り仕事でも、体って疲れるんだなー」なんて考えていました。
それが、椅子の高さを下げた途端、今まで仕事中に感じていた頭痛や肩こりも軽減され、下半身のだるさも、ほとんど感じなくなりました。
「椅子の高さって、こんなに体に影響しているんだ!?」と改めて感じた瞬間でした。
もし、高さの合わない椅子を使っているようであれば、すぐに調節してみてください。
いつもよりも、楽に仕事が進められると思います。
集中力を切れないようにするためには
生理前などは、集中できなくなったり、集中力が切れやすかったりということが、よく起きます。
わたしも、頭がぼーっとしてしまって、集中できなかったり、ミスが増えたりします。
集中力を保つためには、集中が切れる原因を、なるべく少なくすることが大切です。
集中力を保つには、下記のような方法があります。
- 静かな場所で仕事をする
- 使い慣れた道具を使う
- やり方・手順を明確にする
静かな場所で仕事をする
周りの音が気になって、集中できない、集中が切れてしまうというのは、珍しいことではありません。
そのため、可能であれば、場所を移動したり、集中するために、音楽を聴いたりするのも有効です。
わたしは、あまりに集中できずに、ヒーリング系ミュージックをイヤホンで聴いたりすることがあります。
使い慣れた道具を使う
パソコンを使って仕事をしていると、大抵の場合、自分のパソコンは、自分の使いやすい用にショートカットが作られたり、フォルダ分けされたりしていますよね。
それが、人のパソコンになると、途端によくわからなくなるというのも、珍しいことではないと思います。
使いたいものがすぐ分かるところにないというのは、集中力が切れる原因になります。
パソコン以外でも、自分の使い慣れたものを使い、場所をはっきりさせておきましょう。
そうすれば、余計な手間を省くことができ、集中力を切れるリスクを減らすことができます。
やり方・手順を明確にする
どうやってやろうかと考えながらやっていると、二度手間や三度手間になり、余計な時間がかかってしまったり、あれこれ考えながら進めていくので、集中力が切れやすくなります。
そのため、最初に、どういうふうに進めていくのかをはっきりさせておくことで、集中力を切れにくくすることができます。
これらのことを参考にして、生理前でも、集中力を高めることができればいいですね。
まとめ
- 集中できないのは脳が疲れている証拠かも。
- 集中できないときは、机の上の整理整頓・気分転換・優先順位の確認が大切。
- 集中力が切れないようにするには、静かな場所で仕事をする・使い慣れたものを使う・手順を明確にするなどのコツがある。
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